2007年02月26日

素直に感動・・・できなかった

FORREST GUMP.jpg
フォレスト・ガンプ/一期一会 原題:FORREST GUMP
製作1994年 アメリカ 監督:ロバート・ゼメキス
原作:ウィンストン・グルーム
脚本:エリック・ロス
出演:トム・ハンクス、サリー・フィールド
ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ


う〜ん、超有名作品ですよね。
アカデミー賞14部門ノミネートされて作品賞、監督賞、
主演男優賞など6部門受賞してますし。
でもね〜、私は別に感動しませんでした。
冷血人間なのかなぁ?

(あらすじ)
知能は平均以下だが俊足で誠実なフォレスト・ガンプ。
バスを待つ間、偶然隣に座った人に彼は
自分の半生を語りだした・・・・・。


トム・ハンクスが見た目年齢不詳なのでどれぐらい時間が
経過してるのかよくわかりませんでした。
アメリカの近代史、大統領の事も知らない無知な私だし・・・。
唯一、フォレストとダン中尉のやり取りは好きでした。
ちっちゃなハーレイ・ジョエル・オスメント君はかわいかったなぁ。


音楽がいいらしいのですが、子供が寝静まってから観たので
今回、音は小さめでの鑑賞でした。
次回はちゃんと音楽を聴きながらリベンジしてみたいと思います。

2013.10.02追記
初見時はアカデミー賞受賞作品だし、
ガチガチのヒューマンドラマに違いないと思い込んで観たのですが
ふと思い立って『ウォーク・ハード ロックへの階段』とか
『ビッグ・フィッシュ』のお父さんみたいな自分語りっぽい感じの話と思って
話半分ぐらいの心構えで観てみました。

すると、そこそこおもしろかったです。
っていうか、あちこちに笑いどころを散りばめていたんですね。
フォレスト・ガンプの名前も
フォレストはKKKを結成させた人からつけたものだし
(これは皮肉や戒めの気持ちをこめてつけたと説明がありましたが。)
ガンプも「うすのろ」とか「まぬけ」みたいな意味があるらしいです。

ベトナム戦争で同じ部隊にいる仲間の名前も
フェニックス(アリゾナ州)出身のダラス(テキサス州)
デトロイト(ミシガン州)出身のクリーブランド(オハイオ州)
など、地理がわかってないとちっとも面白みが伝わらないんですよね。

有名な事件の近くに居合わせたり、時の大統領に会ったというだけでなく
エルビス・プレスリーに振付のヒントを与えた、とか
ジョン・レノンに「イマジン」のヒントを与えた、とか
何言ってんだい!(笑)っていう箇所が結構ありました。


フォレストはやっぱり外見はほとんど変わらなかったですが、
今回は恋人のジェニーの変わりっぷりで時代の変遷を感じる事ができました。
『ショーシャンクの空に』で刑務所の壁に貼られたグラビアポスターで
時代の移り変わりを感じたのを思い出しました。
ジェニーはね〜、お父さんに性的虐待を受けて育ったのですが
その後選ぶ男選ぶ男、見事にDVという負のスパイラルの渦中にどっぷりはまってて
観てるのがつらかったです。

ダン中尉はゲイリー・シニーズ。やっぱ好きですね〜。
ダン・テイラーっていう役名なのですが
ドラマ「CSI:NY」ではマック・テイラーなので
ここから名前をとったのかしら?と思いました。


posted by マミイ at 01:47| 大阪 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そっか〜イマイチだったんだ。
これは私は映画館でみたな〜という思い出が・・・。感動した!というより、「こんな人が居るんだな」と、思った、と、思う。日本で公開されてたのも、もう随分前だよね。

音楽も良かったんだ・・・うぅ・・もう記憶にないや。

ウチテレビ買って1日に来るから、映画とか大きくてキレイな画面で見るのもまた楽しみになったらいいな〜・・・今のところテレビ放送オンリーになりそうだけど・・。
Posted by めーこ at 2007年02月26日 23:05
めーちゃんもそうでもなかったのね。
私だけじゃなかったと、ちょっと安心^^
音楽も私も後で他のヒトの感想を読んだら
へ〜、そうなのかぁ・・・って感じ。

テレビも結構おもしろいのやってるよね、最近は。
この前、スウィング・ガールズとタキシードを
同時刻にやってて、どっちを観ようか迷って
結局どっちも観れなかったわ^^;

新しいテレビか〜。いいなぁ。
私もマイホームを建てたらシアタールームを作って・・・
なんて夢を描いているわ。
Posted by マミイ at 2007年02月27日 09:34
 マミイさん、こんばんは!

古い記事なので、もう記憶も薄れてるかもしれませんが。
今日、映画館で観てきました。

冷血人間なのかなぁ?>
ここに、もう一人仲間が増えましたよ。(笑)

悪い映画じゃないけど、これに感動しろ、と言うのは、僕にはちょっと無理でした。
マミイさんに比べ、時代的背景や雰囲気は知ってるつもりですが、別に、それがどうという訳でも無かったです。
ただ、ジョーン・バエズの歌声は懐かしかった(ジェニーが裸&ギターで歌ってたのも、J・バエズのカバーか真似だったし)、いろんな歌で時代を連想させてたのは効果的でした。

「無垢な善は報われる」という、ちょっとキリスト系の「お伽話」なので、東洋の人間には、余りピンとこない話なんじゃないでしょうか。

※「恋人までの距離」、記事を書きました。
ご興味があれば、おヒマな時にでも覗いてみて下さい。

Posted by 鉦鼓亭 at 2013年08月04日 23:49
鉦鼓亭さん、おはようございます。

>古い記事なので、もう記憶も薄れてるかもしれませんが。
あはは、ご名答です!
トム・ハンクスが走っているところとエビ料理ぐらいしか覚えていないです。
走っている場面は色んな映画で使われているからアメリカ人にとっては
印象深い映画なんでしょうね。

>いろんな歌で時代を連想させてたのは効果的でした。
やはりそうなんですか。
私は最近70年代とか80年代のロックを聴いたりするのですが、
その時代によって音って違うんだなというのがやっとわかりました。

音楽に注目して再見してみたいと思います、
感動はしないかもしれませんが(^^;

>※「恋人までの距離」、記事を書きました。
>ご興味があれば、おヒマな時にでも覗いてみて下さい。
お知らせありがとうございます。
実家に帰って小旅行したりしてたのでコメント書くのが遅くなりました。
すみません。
これから伺いますね!
Posted by マミイ at 2013年08月05日 08:12
マミイさん、こんばんは

僕はこの映画のサントラは、歌のほうではなく
スコア版(作曲家によるBGM集)の方を持っています(笑)
アラン・シルヴェストリという人の曲で
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の超有名なテーマ曲を書いた人です(最近ではアベンジャーズの音楽も)
中古で偶然見つけたのですが、とてもいい曲ばかりです。

映画のほうは僕も一回くらいしかちゃんと見たことないんですが、「真心をもって生きる」そんなテーマが受けたのではないでしょうか。見てるとフォレストは何をやっても成功してうまくいき過ぎだよと見てるほうは思ってしまうのですが、彼は富や栄光が欲しくてそうしているわけではないですし。
「絶対成功してやるんじゃ〜!」っていう野心は誰でも持ってるでしょうし(僕もそうですw)、ある意味必要ですが
それが過剰だと虚しいですからね。
それとは正反対のガンプの生き方にみんな惹かれたのでは。
また単純に、こういう人生なら楽しいだろうなという見方もありかと思います。僕はそうでしたね、羨ましいな〜、と(笑)

長々書きましたが、ハンクスさんの映画では「アポロ13」のほうが好きです。
(トムだけ書くとクルーズを思い出しちゃって...)
Posted by バーンズ at 2013年08月07日 20:32
バーンズさん、おはようございます。

>僕はこの映画のサントラは、歌のほうではなく
>スコア版(作曲家によるBGM集)の方を持っています(笑)
そういうのもあるんですね。
音楽の事は全然思い出せないので(^^;
再見したくなりました。

>また単純に、こういう人生なら楽しいだろうなという見方もありかと思います。
>僕はそうでしたね、羨ましいな〜、と(笑)
スッと受け入れる・・・って簡単そうにみえて
なかなか難しかったりします。
それができるバーンズさんはすごいです!

>長々書きましたが、ハンクスさんの映画では「アポロ13」のほうが好きです。
実は「アポロ13」も未見なんです。
今度観てみようと思います。
私の中ではハンクスさんといえば『ターナー&フーチ』です。
こう思ってる人はすごく少ないと思います(^^;
Posted by マミイ at 2013年08月08日 06:47
おはようございます♪
わたしもこの作品は「???」と思ったクチです。
アメリカの歴史や地理、音楽に詳しくないとわからない面白さがあるんですね。再見してもわからなそう…。

でも、これにもゲイリー・シニーズさん出演してたとは驚きました。
「アポロ13」再見でも忘れてて驚いたけど、彼を知らない頃に観た作品に結構出ていたのかも。
マック・テイラーの名前がここから取ったものなら、彼にとって思いいれのある作品なのかもしれませんね〜。
Posted by 宵乃 at 2013年10月03日 07:32
宵乃さん、おはようございます。

>アメリカの歴史や地理、音楽に詳しくないとわからない面白さがあるんですね。再見してもわからなそう…。
鉦鼓亭さんがコメントで教えてくださったジョーン・バエズは私は知らなかったのですが
きっとアメリカ人にとってはあるある!や懐かしい!って事がたくさんあるんでしょうね。

>「アポロ13」再見でも忘れてて驚いたけど、彼を知らない頃に観た作品に結構出ていたのかも。
昨日仕事帰りに『クライング・ゲーム』を借りに行ったのですが
なかったので、『アポロ13』を借りてきたところなんですよ。
(もちろんゲイリー・シニーズ目的です。笑)
『フォレスト・ガンプ』の中でゲイリー・シニーズがトム・ハンクスに
「お前がエビ捕り船の船長なら俺は宇宙飛行士だ!」って言う場面があるのですが
次作の『アポロ13』を意識してるとかしてないとか。笑
宵乃さんの記事も見つけたのですが、
鑑賞後のお楽しみにしようと読まないようにしてます。

ゲイリー・シニーズは『ミッション・トゥ・マーズ』でも宇宙飛行士の役でした。
こちらは前髪をおろしてて、なんかかわいかったです。


『クライング・ゲーム』はネットレンタルで借りる手配をしたので
ちょっと遅れての参加になるかもしれません。
Posted by マミイ at 2013年10月04日 05:38
こんにちは☆
同じオンエアを録画放置していたのですが、
可愛らしいイラストに惹かれて、やっと見ました☆

そしたら、私が覚えていたのは、
この映画の完全なアウトラインだけで、
中身はまるっきり覚えていなかった事に気付き、
ものすごくビックリしました☆

>ジェニーはね〜、お父さんに性的虐待を受けて育ったのですが
>その後選ぶ男選ぶ男、見事にDVという負のスパイラルの渦中にどっぷりはまってて
>観てるのがつらかったです。

でも、プレシャスと同じで、母親になったら強いのだと知りました。
あんなにあった自殺願望も、息子ちゃんの存在で消えたのでしょうし、
この件を知っただけでも、再見して良かったと思いました☆

この映画は、いくつかあるエピソードのうち、
どれか一つで良いからあなた(鑑賞者)の琴線に届いてほしい・・・
そんな監督の「願い」を感じさせる作品だと思いました。

オスカーは、今となると、納得です。
中尉さんもお母さんもそれぞれに意味が深くて、
ジェニーとの出会いのシーンが「来る」人も多いと思いました。

これからも再見を促すイラストをお待ちしていま〜す♪


.
Posted by miri at 2013年10月26日 14:21
miriさん、こんばんは。

>同じオンエアを録画放置していたのですが、
>可愛らしいイラストに惹かれて、やっと見ました☆
いつもありがとうございます。
仕草が同じだと親子だなぁって微笑ましく見てしまいます。
日常でも結構あると思います。(寝相が一緒とか・・・。)

>でも、プレシャスと同じで、母親になったら強いのだと知りました。
>あんなにあった自殺願望も、息子ちゃんの存在で消えたのでしょうし、
>この件を知っただけでも、再見して良かったと思いました☆
本当ですね!
下への負の連鎖というか、子供が虐待される悲しいニュースも多いけれど
ちゃんと立ち直って愛情を注いでいてよかったです。

>この映画は、いくつかあるエピソードのうち、
>どれか一つで良いからあなた(鑑賞者)の琴線に届いてほしい・・・
>そんな監督の「願い」を感じさせる作品だと思いました。
改めてよく観てみると、色んなエピソードがてんこもりでした。
(・・・・・たくさんありすぎて頭がパンクして覚えられない!?)
同じ年代を経験してたら、更に思い入れが強いかもしれませんね。
観るたびに発見がありそうです。
Posted by マミイ at 2013年10月26日 20:13
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