フィッシャー・キング 原題:THE FISHER KING
製作1991年 アメリカ 監督:テリー・ギリアム
脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ
出演:ジェフ・ブリッジス、ロビン・ウィリアムズ
現実と幻覚の違いってなんなのでしょう?
自分には見えてないからってソレが存在しないと
誰が言えるのでしょう?
テリー・ギリアムってこういう主人公を描くのが上手かも。
風車を巨人だと思った『ドン・キホーテ』
・・・・・観てみたかったなぁ。
(あらすじ)
ラジオの売れっ子DJだったジャック・ルーカスは
番組中の不用意な発言が基である事件を誘発してしまい
今はヒモのような自堕落な生活を送っている。
そんな中で出会ったホームレスのバリー。
彼は『妖精』の指示で『キリストの聖杯』を探しているという。
最初は関わろうとしなかったジャックだが、
バリーが自分の誘発した事件の被害者だと知る。
贖罪のつもりかバリーの世話を焼くジャック。
だんだんとバリーのペースにひきこまれていく・・・。
「おとなのおとぎ話」なんて評されているようです。
バリーが憧れている女性リディアを駅で追いかけるシーンなんて
とってもロマンチック。
リディアが自分の仕事を「つまらない」と言いますが、
バリーは「素晴らしい仕事だよ!」と言いました。
同じ物事でも見方を変えれば、世界が変わります。
この映画も真面目に観たら「なんじゃぁ、こりゃぁ?」
と思うかもしれませんが、こういう世界も
アリかな〜と思います。
役者ふたりも熱演でした。
テリーギリアムの映画では一番観やすいかも。
彼のああいう美術センスが好きなんです。
ロビンは素っ裸で踊り狂う姿が結構似合いますね(笑)
ちなみに、私は『モンティ・パイソン』を観ようとして
なぜか『フル・モンティ』を観てしまった事があります。
・・・・・かなりの大ボケ女です。