ブルーベルベット 原題:BLUE VELVET
製作1986年 アメリカ 監督:デビッド・リンチ
脚本:デビッド・リンチ
出演:カイル・マクラクラン、イザベラ・ロッセリーニ
デニス・ホッパー、ローラ・ダーン
セピア色の映画手帳の鉦鼓亭さんから
『ブルーバレンタイン』がオススメと言われていたのに
間違って借りてきてしまいました。凹
しかも、再生するまで気がつかなかったという私って・・・・・orz
(あらすじ)
ジェフリーは父が入院したため大学を休学し地元に帰ってきた。
病院からの帰り道、ジェフリーは野原で切断された人間の耳を発見し
ウィリアム刑事に届けるが、刑事はそっけない態度。
ジェフリーはウィリアム刑事の娘サンディと
このミステリアスな事件を調べ始めるが・・・・・・。
ディープな世界でした。
無修正版って事なのでちょっとエロいのかしら?と
淡い期待(笑)をして観たのですが、
DVとか半レイプみたいなプレイから
脳みそバーンな画像まで・・・・・結構グロかったです(^^;
素人探偵がそんなにうまくいくわけないよ、とヒネた目線で観つつも、
なんだかんだ言って、いつのまにかお話にひきこまれていました。
謎は謎のまま終わってしまう部分もあるので、
完璧に謎解きしたい人には向いてないかもしれませんが
そういう不思議な事があってもいいかな、と思わせてくれました。
カイル・マクラクランはこういう役が似合いますね。
中盤ものすごくドロドロしてるのに、
あんな明るいラストでいいの!?と頭の片隅で思うのですが、
カイルならいいのかなぁとも思わせてくれました。
ちょっと独特の間があるというか、
異星人っぽいカイル・マクラクランは好きですね。
(もちろん、今回の役はちゃんとした地球人ですが。笑)
きっかけは間違いで借りてきてしまったのだけれども、
なんだか不思議なご縁を感じてしまった映画でした。
世の中は不思議であふれているのです!!
やっちゃいましたか!(笑)
僕も、去年「ファントム・オブ・パラダイス」を借りに家を出て、歩いてる内に何故か頭の中が「ロッキー・ホラー・ショー」(昔見た時、この2本が併映だった)になってしまい、再生した途端「間違えた!」
まあ、コレが認識豹変するくらいオカシカッタから良かったですけど。
他にも、TUTAYAで借りてGEOに返し電話が掛かって来たとか・・・。(笑)
「ブルーバレンタイン」ですが、
僕は自分の中では「傑作」認定で、去年の2位なんですけど(本当は「裏切りのサーカス」と同率1位でもよかった)、100人が観て100人がブルーな気分になる映画でもあるんです。
暗く重い題材を素晴らしい演技、演出とテクニックで見せ切ってしまうのが凄いと思っています。
でも、miriさんは、完全に正反対の評価をしています。
元々、僕は外国誌がオールタイム・鬱になる映画第2位に選んだ「ひとりぼっちの青春」を、自分のオールタイム・ベスト2位にしてる人間なんで、凄いマイナス・パワーを持つ映画(映画として、ドラマとして完成度が高いのが条件)に惹かれる所があるみたいです。
(40年不動だったマイナス・パワー第1位の座を「ひとりぼっちの青春」から「ブルーバレンタイン」が奪い取った気がします〜笑)
観て頂けるのは、とっても嬉しいのですが、それだけは、ある程度「覚悟」しておいて下さい。
※この作品、何の説明も振りもなく突然時間が昔へ行きます。
皆、戸惑うのですが(何回か繰り返すうちに慣れます)、レスリング部のニイチャン以外の若い男は主人公の7年前の姿ですので、そのお積りでご覧下されば混乱は最小限に抑えられると思います。
老婆心ながら、
夫婦で観ると喧嘩になります。(笑)
>やっちゃいましたか!(笑)
はい、やっちゃいました!
チューブ入りのわさびを買おうとして
隣に陳列してあったチューブ入りにんにくを買っちゃったりとか
私もこの手のエピソードは数えるときりがありません(^^;
鉦鼓亭さんもなかなかのエピソードをお持ちですね!(笑)
>(40年不動だったマイナス・パワー第1位の座を「ひとりぼっちの青春」から
「ブルーバレンタイン」が奪い取った気がします〜笑)
すごいパワーを持った映画なのですね。
「覚悟」して観ようと思います!
そして、「ブルーバレンタイン」と連チャンはしませんが、
「ひとりぼっちの青春」も心の片隅で覚えておこうと思います。
鉦鼓亭さんとmiriさん、
お二人の評価が真っ二つに分かれているところもちょっと興味があります。
>夫婦で観ると喧嘩になります。(笑)
映画は普段は一人で観てる事が多いので、その点は大丈夫です。
・・・でも、ちょっとさびしいかしら。(笑)
ホントは子供と一緒にファンタジーや冒険映画を観たいんですけどね。