テシス 次に私が殺される
英題:TESIS 製作1996年 スペイン
監督:アレハンドロ・アメナーバル
脚本:アレハンドロ・アメナーバル、マテオ・ヒル
出演:アナ・トレント、フェレ・マルティネス
エドゥアルド・ノリエガ
見たくないって思っていても、つい、
見てしまうモノってないですか?
私は小学校の頃、夏になると怖いのに
心霊特集のテレビを見て、やっぱり怖いから
目をつぶって、それでも怖いから音まで消して
一緒に見てもらった祖母に「(怖いシーン)終わった?」
って何度も聞きながら、それでもなぜか見てました。
(あらすじ)
映像学科の学生アンヘラは論文のテーマに
「映像の暴力」を選んだ。
ある日アンヘラの論文の指導教授が死亡、
死亡時に見ていたビデオを入手したアンヘラは
ビデオを再生、そこにはなんと失踪した女子学生を
乱暴して殺害する猟奇映像が映っていたのであった。
犯人は誰?
アンヘラはオタク学生チェマと共に犯人探しを始めるのであった・・・。
映像はチラッとしか映らないですが、
音、女性の悲鳴だけでも怖いです。
この監督の長編デビュー作で23歳の時に作ったのだそうな。
すご〜い。
私はこの監督さんの作品、好きです。
トム・クルーズが脚本にベタ惚れして自らが主演した
『バニラ・スカイ』の元ネタ『オープン・ユア・アイズ』も
ニコール・キッドマン主演の『アザーズ』も
どれも監督・脚本・音楽を担当しています。
それとエドゥアルド・ノリエガ・・・オープン・ユア・アイズにも
出てたけど、端正な顔立ちで(ちょっと濃いけど)
なぁんか内に秘めるモノを感じさせる瞳・・・って
感じるんだから秘めてないか。
こんなヒトに追っかけられたらそりゃあ恐ろしいと思う。
若干、「そんなのあり〜、ずるいわ〜!」っていう
火サス的強引な展開もあるけど
なかなかドキドキさせられた映画でした。
まるで自分自信が追われているみたいな感じの映像は秀逸だと思います。