2013年02月13日

ちょっと変わった女の子&元・女の子へ


スカイラー通り19番地
E.L.カニグズバーグ:著 金原瑞人:訳 岩波書店:発行

なかなか映画を観る時間がとれず、読書をする時間もとれないのですが
何とか1冊読み終わりました。

12歳の女の子、マーガレット・ローズ・ケインが主人公の本です。
マーガレットは両親がいない夏休みをサマーキャンプで過ごしますが
自分に正直にまっすぐ生きるマーガレットは孤立してしまいます。
(かなり陰湿ないじめを受けています。いつの時代でもありますね。)
そんな状況から助けだしてくれたのは大好きな大叔父さんでした。
大叔父さん達が苦境に立たされているのを察知したマーガレットは
今度は大叔父さんたちを助けるために行動します・・・・・。


マーガレットがとてもまっすぐで素敵な女の子で
少女時代、あまり群れるのが得意でなかった私は
とっても共感できました。
(まあ、私は素敵な女の子ではなかったですが(^^;)

そして、マーガレットの周りの大人・・・・・
アレックスおじさんにモリスおじさんが
マーガレットの事をとても愛していてくれる事がわかって
とてもいい気持ちになれました。
年上のジェイクへの憧れも胸がキュンとしました。

最後、ちょっとほろ苦い部分もあるけれど、
こういう大人が周りにいてくれたらきっと大丈夫!と安心できるし
大人になってから読んだ今、
自分もおじさん達みたいな人間になりたいなと思いました。
(ちょっと偏屈な部分はあるんですけど。笑)

この本をカニグズバーグさんが74歳で発表したというのに驚きを隠せません。
少女のみずみずしい感性を忘れないカニグズバーグさんに拍手を送りたいです。

女子力の低い(笑)女の子&元・女の子に
ぜひとも読んでもらいたい作品です。
posted by マミイ at 08:15| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。