グラン・ブルー 完全版 原題:LE GRAND BLEU: VERSION LONGUE
製作1988年 フランス・イタリア 監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン、ロバート・ガーランド
出演:ロザンナ・アークエット、ジャン=マルク・バール、
ジャン・レノ
ハエ男の次はイルカ男・・・・なんて大嘘ですが(^^;
なんとな〜く陽気なジャン・レノが観たくて鑑賞しました。
(記事のタイトルは昔の歌からのもじりで特に意味はないです。)
(あらすじ)
保険調査員のジョアンナはアンデス山脈の奥地で
酸素ボンベなしで氷の湖に潜水するジャックと出会った。
ジャックは幼馴染のエンゾからイタリアで行われる
フリーダイビングの大会に招待され・・・・・。
海がキレイというのは聞いていたのですが、
私が思っていたよりももっと深い海でした。
あまり泳ぐのが好きでない私としてはそういう海ってホント怖いんです。
(「しんかい」なんかの潜水調査船の映像は好きなんですけど。)
自分の肺だけで100mも潜っちゃうなんてすごいですよね。
もちろん、浅い海でのイルカとの交流もあるので
私的には勝手にそっちメインで観ました。
(でも、そんなにはないので
イルカ目的で観るのであればやめた方がいいです。)
ジャック・マイヨールとエンゾはともにモデルがいます。
エンゾさんは自分の描かれ方がイヤで本名を許可してないです。
まあ、確かにホテルで無理やり部屋を奪ったり
おかあさんをあんな風に描かれたら、本人としてはイヤかな。
(観てるほうとしてはイタリアのマンマっぽくって
微笑ましく思ったのですが。)
ジャックもあんなもの静かな性格ではないらしく、
モデルといってもダイバーとか基本的なものだけみたいです。
ジャン・レノは寡黙でちょっと怖い印象の役のイメージが強かったのですが
エンゾはガキ大将がそのまま成長したような豪放磊落な男で人情味もあって
私はこっそり「ジャイアンだぁ・・・・・。」と思ってました。
かあちゃんに弱いところもソックリ!!笑
ジャックは不思議な男性でした。
冗談で書いたのだけれど、
やっぱり彼は人間ではなくてイルカだったんではないかなぁ。
母性本能をくすぐられほっとけないけれど、恋人としては・・・う〜ん。
(大事な話をしようとすると海に逃げちゃうし(>_<)
そんな男に恋してしまったジョアンナが哀しかったです。
王子に恋した人魚は悲恋だったけれど、
人魚に恋した女性もまた悲恋なのですね。
リュック・ベッソンはおとぎ話が好きなのだろうなぁ。
まさにそんな感じでしたね。確かに、そんな描かれ方をしたら本人としては嫌がって当然です。私たちにとって魅力的でも。
マミイさんのイラストのブルーに惹かれました。点描がひかりの加減をよく表してます。こういうのって色彩感覚を問われるんですよね〜。わたしもやってみたいけど地味になってしまいそうで、アハハ…。
>王子に恋した人魚は悲恋だったけれど、
人魚に恋した女性もまた悲恋なのですね。
ロマンティックで素敵です!
終盤は彼女の事を考えると暗くなってしまいましたが、現代のおとぎ噺と思ってみれば素直に感動できたのかな。
いつかまた元気な時に再見したいです。
>確かに、そんな描かれ方をしたら本人としては嫌がって当然です。私たちにとって魅力的でも。
日本人の描き方もそうですし、
リュック・ベッソンは悪意はないんでしょうが
当事者だったらちょっとなぁ・・・って思っちゃいますよね。
こういうのってなかなか気づきにくい事なんでしょうけど。
>点描がひかりの加減をよく表してます。こういうのって色彩感覚を問われるんですよね〜。
ありがとうございます!
結局「絵心教室」のレッスンはまったく受けずに
ほぼ独学でやってます。
点描って難しいですよね。
やってるうちに段々とわけがわからなくなってなっちゃいました(^^;
>ロマンティックで素敵です!
ありがとうございます。
ジャックが何を考えてるのかさっぱりわからなくって
人間じゃないみたい・・・って思ってしまいました。
>いつかまた元気な時に再見したいです。
元気のない時に観たら、海に連れて行かれそうですよね(^^;
本当に海の魅力、魔力のつまった作品だと思います。