アルファヴィル
原題:ALPHAVILLE, UNE ETRANGE AVENTURE DE LEMMY CAUTION
製作1964年 フランス・イタリア 監督:ジャン=リュック・ゴダール
脚本:ジャン=リュック・ゴダール
出演:エディ・コンスタンティーヌ、アンナ・カリーナ
気がついたらクリスマスも過ぎ、今年最後に観る映画は
何にしよう?と考えないといけなくなりました。
お下劣(笑)コメディも私らしいかなと思いましたが、
新しい時代に向けて・・・という意味もこめ
名作SFを観ることにしました。
(あらすじ)
1984年のある晩、レミー・コーションは身分を偽り
星雲都市アルファヴィルに潜入する。
住人は感情を削除され、アルファ60という電子指令機の
命令のままに動いているのであった・・・・・。
結構難しかったです。
わからない部分も多かったので、また再見してみたいです。
1984年と言うのはこの映画が製作された当時から20年後の世界です。
コンピューターはビックリするくらい進歩しているので
大型の機械を観てしまうとちょっぴり興ざめですが仕方がないですよね。
私が大学生の頃(90年代後半)にはこんなに世の中に携帯があふれて
ネットを四六時中つないでるなんて考えられませんでした。
レミー・コーションというのはピーター・チェイニイ原作小説に
出てくるスパイというかハードボイルド探偵みたいです。
他にもエディ・コンスタンティーヌが演じている
レミー・コーションの映画が作られていたみたいなので
この当時は説明なしでわかっていたのかもしれません。
近未来的な風景はほとんど出てこないけれど、
冷たさというか、無機質さというか・・・精神的なSF感というか、
なんというかわからないですが、怖さを感じました。
情報を操作され、愛や感情などの「有害」な言葉は
辞書からどんどん削除されている世界・・・・・
フィクションですが、実は今だって通じるものはあるのでは?
私たちは普段テレビやネット、本などからさまざまな情報を収集しています。
その情報は本当にタダシイものなのでしょうか?
もしかしたら、私たちも知らずに嘘をついていたり、
デマに踊らされているのかもしれません。
「正常」って何かな?とも考えさせられました。
ナレーションをするアルファ60の声が
食道発声を使っているのではないかと思うのですが、
とても独特なのです。
他にもネガポジ反転したような画像を使うときもあり、
常識がゆさぶられるような印象を受けました。
アンナ・カリーナはキレイでした。そして、すばらしい脚線美!!!
顔がなくて体や脚のみのショットが多かったですが、
顔や名前など必要なく、番号で人を管理する社会を
暗に表していたのでしょうか?
それともただの監督の脚フェチ趣味だったりして・・・。笑
今年ラストの映画がSFっていうの、いいですね。
これは面白そうですね。
そうそう、SFの面白いところって、我々の常識とか感覚、世界観、時間意識、考え方を一度疑ってみる...そうやって今生きてる世の中を振り返ることが出来るのが素晴らしい点の一つだと思ってます。
(勿論、その監督の世界観が大きいかと思いますが。)
そうしないと、かえるままは自分の狭い世界に入ったままの井の中の蛙のままなんです。
うふふ、監督の脚フェチ説に一票ですね。
何よりマミイさんの描かれた脚線美がホント素敵です。グッときました!
釘付けです。
>テンプレートが、季節ごとに変わって、素敵ですね。
ありがとうございます。
自分で作ったオリジナルテンプレなんてものにも憧れますが、
当然!(笑)そんな事はできないので
季節感だけでも大切にしています。
>そうそう、SFの面白いところって、我々の常識とか感覚、世界観、時間意識、考え方を一度疑ってみる...
>そうやって今生きてる世の中を振り返ることが出来るのが素晴らしい点の一つだと思ってます。
普段使っていない頭を使いますよね。
でも、自分の常識などを疑う事によって
より一層この世のすばらしさを感じる事ができますよね。
年末にSFを選んでよかったと手前味噌ながら思ってます。
>うふふ、監督の脚フェチ説に一票ですね。
ヒロインだけでなく、ちょこっと出てくる女性みんな美脚でした!
機会があれば、そちらにも注目して観てください。笑
>タイトルも聞いた事がなかったけど、見ごたえがありそうなSFですね。
「名作SF」と書きましたが、
途中までトリュフォー監督の『華氏451』と
混同していたことはナイショです。笑
SFなんだけど『三つ数えろ』のようなハードボイルドな世界観もあり、
見ごたえバッチリでした!
>脚線美がホント素敵です。グッときました!
>釘付けです。
ありがとうございます!
作中でも本当にウットリするような脚線美を
何度も観ました。
顔よりも脚!って感じがしたんです。