海を飛ぶ夢 原題:MAR ADENTRO
製作2004年 スペイン 監督:アレハンドロ・アメナーバル
脚本:アレハンドロ・アメナーバル、マテオ・ヒル
出演:ハビエル・バルデム、ベレン・ルエダ
なかなか難しい映画だった。
私は自分ならどうするかを考えながら観る事が多いのだけど
どの立場になってもどれが正解かはわからないだろうな。
(あらすじ)
若い頃の事故で四肢麻痺となり20数年寝たきり生活を
送っている男性ラモン。
彼の世話は同居の兄夫婦、兄の子、父が行っている。
他人の世話がなければ自分で体の向きを
変えることすらできない。
そんな男性が尊厳死を求めて裁判をおこす。
周囲は色々な反応を示す。
彼の意見を尊重する人、絶対に認めずに彼を
死なせないという人。なんとか思いとどまらせようとする人。
自分だったらどうするだろうか?
自分が当事者の男性だったら・・・やはり尊厳死を
望むかもしれない。
でも、残される家族だったら・・・・・
彼の意思を尊重するべきか否か。
彼は言う。「自分を愛してくれる人は
自分を死なせてくれる人だ」と。
はたしてそれは本当なのだろうか?
何が正解なのかわからない。難しい問題だ。
観終わった後に思わずうなってしまう作品。
意識があって生きているなら、生きていてほしいと思うよね
どちらも精神的に強くないと、みんなの納得する答えが出なさそうだね
DSやってたんだけど
何度も私がうなってるもんだから
ビックリされてしまった^^
実際に答えを選んだ後も悩みそう。
みんなが納得・・・できなさそう。
こういう時は利己的な自分が
一番満足する答えを選んだ方がいいのかなぁ。