2012年11月05日

親子の絆

HNI_0053.JPG
チャンプ 原題:THE CHAMP
製作1931年 アメリカ 監督:キング・ヴィダー
脚本:フランセス・マリオン
出演:ウォーレス・ビアリー、ジャッキー・クーパー


リメイク版をレンタルした時にオリジナルがあるのを知って
観てみる事にしました。

(あらすじ)
アンディはボクシングの元ヘビー級チャンピオン。
息子のディンクはチャンプと慕うが
酒や博打におぼれる日々であった・・・・・。


リメイク版との圧倒的な違いは母親のことですね。
リメイク版は母は仕事のため、自分の夢をかなえるために
チャンプの元を離れましたが、
本作では元々相性が合わず、お金持ちの現夫と出会い
出て行ったっという設定でした。
・・・・・・でも、それならば、
出て行くときにディンクを連れて行くべきだったのでは?

この作品の母親はオリジナルにしろ、リメイクにしろ
身勝手すぎると思うのです。
事情があって親子離れ離れになることはあります。
でも、それだったら毎日毎日その子のことを思わないでは
いられないと思うのです。
でも、この作品ではそういうところが全く見えないで
出会いの時には我が子とまったく気づかず
え、私の子供だったんだ・・・・・かわいいやん!
って感じで急に手に入れたくなったように見えてしまうのです。

今まで築き上げてきた父子の絆の事は考えず
環境が悪いだの、なんだの言って
挙句の果てにディンクだって母親と暮らしたいはず・・・なんて
大人の会話がすごくイヤでした。
(ちょっと違うけれど、絆のある父子を引き離そうとすると言う事で
『I am SAM』が思い浮かびました。)

父子の絆やディンクの周囲(友達関係)は
オリジナルの方がよかったです。
ディンクがチャンプの世話をやくシーンは好きで
イラストにも描いてみました。
チャンプが復帰しようとする気持ちも
こっちの方がよくわかりました。

途中まではオリジナルの方が好きだったんですが、
最後の最後・・・・・私は納得できませんでした。
今まで築き上げてきた絆ってなんだったの?と
思ってしまいました。


posted by マミイ at 09:55| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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