この世のおわり
著:ラウラ・ガジェゴ・ガルシア
訳:松下直弘
発行:偕成社
スペインの女流児童文学作家の長編デビュー作です。
あまり有名ではないかもしれませんが、
おもしろいのでぜひ読んでいただきたいです。
(あらすじ)
紀元997年、吟遊詩人のマティウスは
ひょんな事から修道士のミシェルと出会い、
世界を救うために三つの首飾りを探しに
一緒に旅に出る・・・・・。
なんとなく、RPGっぽいですが、
吟遊詩人と修道士なので
戦闘能力は低いです。(笑)
1000年に世界が滅びると書いた書物を見つけ、
それを阻止するためにミシェルとマティウスは
旅に出ます。
実際の歴史や地理的なものは正確に描かれています。
謎の秘密結社にも追われ、
ドキドキしながら読み進めました。
最後の最後は本当にこれまでの出来事が
走馬灯のように脳裏に映像が思い浮かびました。
最終的にミシェルがとった選択・・・
人を信じることの大切さを
考えさせられた作品です。
見ず知らずの人を無条件に信じろというのは
無理な話だし、このご時勢
おいしい話には確実に裏があるのですが
それでも、自分の大切な人を信じ
未来にたった一筋でも
希望の光を信じることはとても大切だと思います。
イラストは某RPG風に描いてみました。
私の頭の中のマティウスとミシェルはコレでした。
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シロマさんは旅のお供には欠かせないですよね!
修道士って書かれてるのに
勝手に脳内変換しちゃいました(^^;