我等の仲間 原題:LA BELL EQUIPE
製作1936年 フランス 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作:ジュリアン・デュヴィヴィエ、シャルル・スパーク
脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ、シャルル・スパーク
出演:ジャン・ギャバン
お金と異性・・・ないよりはあった(いた)方が
いいかもしれませんが、どちらも身を滅ぼしてしまう
危険がありますよね(^^;
(あらすじ)
ジャンは友達と一緒に買った宝くじが大当たりし、
パリ郊外に家を建ててみんなでレストランを
開くことにする。
みんなで仲良く家づくりをしていたが・・・・・。
庶民が悪い事をせずに大金を手に入れるって
宝くじが当たる以外にはないですよね。
でも、先日観た『ル・ミリオン』は
当たって大喜び!の楽しい映画だったのに
本作はちょっと違いました。
友情って固いようで脆くもあるんですよね。
唯一無二の親友でなければ、
友情よりも女に走ってしまうのもわかるかも。
DVDは日本で公開されたものだけでなく、
全く別バージョンの終わり方をした作品も
収録されていました。
未公開版の方がハッピーエンドです。
(ちなみに日本公開版は1937年のキネマ旬報
批評家投票で2位を獲得してます。)
第二次世界大戦が始まる前の不安な情勢下だと
悲しい終わり方の方がしっくりくるかもしれませんが
私は未公開版の明るく終わる方が好きですね。
あんなビッチに簡単に友情を壊してほしくないという
願望もありますけど(^^;
2回連続で観たので
(終盤までは早送りしちゃいましたが)
彼らの行く末が最初の方で暗示されていたのが
よくわかりました。
人生ってそういうものかもしれませんねぇ。しみじみ
そういえば、日本公開版は突然
ドイツ語の字幕がでてきました。
国によって悲劇が好きそうかどうかで
終わり方を変えて上映していたのでしょうか。
ちょっと想像が膨らみました。
>ドイツ語の字幕がでてきました。
これは小耳にはさんだ気がしますが、
ドイツでも悲劇ヴァージョンだけが公開されて、
フランス語にドイツ字幕を付けていて、
日本公開版は、それを使いまわした、という事のようです。
アメちゃんでは、もちろん明るい方だけの公開で、
こうなると、第2次世界大戦の行方が
もう最初から分かり切っていたような気がします(爆)。
まぁまぁ以上の良い作品でしたね〜♪
やっぱり明るい方が好きですけど、悲劇ヴァージョンもどちらも秀作と言って良いような気がしました。
今日はfc2ブログの多くの人が(私も)コメント欄が表示されなくなっていてごめんなさいね〜!すぐになおると思うのですが・・・。
URLもありがとうございます!
>こうなると、第2次世界大戦の行方が
>もう最初から分かり切っていたような気がします(爆)。
おぉ〜、そう考えるととっても深いですね。
>やっぱり明るい方が好きですけど、悲劇ヴァージョンも
>どちらも秀作と言って良いような気がしました。
人生ってどっちに転がってもおかしくないですよね。
好き嫌いはありますが、どちらのエピソードも
ありえない話ではないですよね。
・・・って、miriさんの記事のコメント欄に書いて
↑の記事に書くのをすっかり忘れてました(^^;