バンデットQ 原題:TIME BANDITS
製作1981年 イギリス 監督:テリー・ギリアム
脚本:マイケル・パリン、テリー・ギリアム
出演:ショーン・コネリー
テリー・ギリアム監督の初期の作品です。
とっても不思議な映画でした。
(あらすじ)
ケビンは両親に相手にされない孤独な少年。
ある夜眠りにつこうとすると
突然クローゼットの中から6人の小人が現れた。
驚くケビンであったが、小人と共に
タイムホールという時空の穴を越えると
様々な時代に行けるようになり・・・・・。
とても不思議でした。
ナポレオンやロビンフッドなど歴史の偉人が
テリー・ギリアムにうまく味付けされて出てきます。
やっぱりショーン・コネリー演じるアガメムノン王が
いいですね!
ほらふき男爵の冒険の映画化『バロン』や
グリム兄弟を題材とした『ブラザーズ・グリム』、
不思議の国のアリス風な『ローズ・イン・タイドランド』を
製作した監督の原点ともいえるんではないでしょうか。
ラストはブラックだという意見をアチコチで見たのですが、
私はあの後の続きが必ずあると思ってます。
そうでないと、ショーン・コネリーが出てきた意味がない!
あの微笑みの意味がないと思うのです。
この冒険譚はたんなる夢オチではないのです。
だって、カバンの中には証拠がちゃ〜んと
入っていたのですから。
この映画をハッピーエンドだと信じている私は
ホントに楽天家なんでしょうね。
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今までVHSだけでしたけど、やっとDVDが出ましたね。これは私もTUTAYAで予約中です。
まさに原点というべき作品でしたね。
結構ブラックですし、あのハチャメチャな世界がなんだかとても不思議で好きでした。
あ、音楽もね、好きなんですよこれ。
>今までVHSだけでしたけど、やっとDVDが出ましたね。
そうなんですか。
私はどこだか忘れましたが、映画専門のチャンネルで観ました。
DVD発売記念で放送してたのかもしれませんね。
>結構ブラックですし、あのハチャメチャな世界が
>なんだかとても不思議で好きでした。
不思議ですよね〜。
小人を小人症の人が演じてるっていうのもすごいなぁと思います。
ギリアム監督が『ロード・オブ・ザ・リング』を撮ったら
こういう風になるかも・・・と妄想しちゃいました。
ブラックなところも多いけど、私も好きです。
考えてみれば昔の童話はかなりブラックですよね。
白雪姫の継母(元々の設定は実母だったらしいです)が
焼けた靴を履かされて踊り狂いながら死んだり、
三匹の子豚では狼は釜茹でされて豚に食べられちゃいますし(>_<)