肉体の悪魔 レイモン・ラディゲ:著 中条省平:訳
フランス映画史の本と同時に購入してました。
以前にジェラール・フィリップ主演の『肉体の悪魔』を観て
原作に挑戦してみたかったのです。
原作の「僕」は想像していたよりずっと若くて驚きました。
若いんだけれども、とても鋭い観察眼を持っていて
大人びたところがあります。
でもやっぱり子供、残酷なまでにエゴイスティックな
愛の物語でもありました。
愛するがゆえに相手を尊重するかと思えば、
反対にエゴイスティックに相手を傷つける・・・・
相反する気持ちが同時に存在する愛の不思議さを
まざまざと見せつけられ、
後半は読むのを止める事ができないほどひきこまれました。
近日中に映画の『肉体の悪魔』を再見したいと思います。
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とても面白そうです。
駆け引き、心の葛藤なども含めて魅了されそうですね。
見たら、是非とも教えて下さいね。
もしかしてかえるままも見た様な気もしないでもないかも....しれない。←なんだ?(小鳥頭ゆえ自信がない)
マミイさんのレビューで思い出すかも。
人妻との不倫・・・という言葉では
簡単に片付けてはいけないようなお話でした。
15歳のまっすぐで瑞々しい感性があふれていて・・・
17歳で書いたとは思えない小説でした。
・・・・・というのを↑で書くのを忘れていました(^^;
>見た様な気もしないでもないかも....しれない。←なんだ?
あはは、わかりますよ!
私は観たかどうかは記事があるかどうかでチェックしてます。
時々、観て記事も書いた記憶があるのに記事が無くって
本当にビックリしてしまいます(^^;
読みましたよ〜大昔に。
もちろん映画を見たからですけど(事実としては、映画を見る事が決まっていたから、見る前に読んだみたいです)。
でもラディゲの本なら「ドルジェル伯の舞踏会」の方が断然良いと思います♪
まぁ早世したので数がないんですけど、とにかく天才で、ジェラールさまだろうが誰だろうが、ラディゲにはかなわないですよね〜(笑)。
映画の再見、楽しんでくださいね〜☆
またお話いたしましょ〜う。
映画を観てから読んだので、
「僕」はジェラールさまを頭の中で思い浮かべながら読んでました♪
「ドルジェル伯の舞踏会」を読もうかどうしようか
迷っていたのですが、
>断然良いと思います♪
このお言葉で迷いがふっきれました!
miriさんのお墨付きなら安心して読めます♪