レポゼッション・メン 原題:REPO MEN
製作2010年 アメリカ 監督:ミゲル・サポチニク
原作:エリック・ガルシア
脚本:エリック・ガルシア、ギャレット・ラーナー
出演:ジュード・ロウ、フォレスト・ウィテカー、
リーブ・シュレイバー、アリシー・ブラガ
『ガタカ』で完璧な近未来の男を演じたジュード・ロウが主演の
近未来SFということで観てみることにしました。
(あらすじ)
人工臓器によって延命が可能となった近未来、
人々は高額なローンでユニオン社の臓器を買っていた。
そしてローンを滞納した人は臓器回収人レポメンによって
生きたまま臓器を取り出されていた。
優秀な回収人のレミーは事故により自らも人工心臓を入れられ・・・。
最近作られた作品にもかかわらず、未来の描写が非常に甘いのです!
車はいまだにイグニッションキーのままだし、
メスも古典的なもので、コンピューターはほとんど出番がなかったです。
その割には縫合は糸ではなく、接着剤的なものでくっつけてました。
メスで皮膚を切開して臓器を取り出すシーンが多くあります。
臓器はメタリックなのですが、血がダラダラでるので
(血だらけのメスを口にくわえるのはやめて〜!笑)
流血が苦手な人はご注意ください。
お話も矛盾というか、
設定が現在の倫理観のほとんどない世界を描いていて
今まで散々ひどい事をやっていた主人公が
自分が同じ身になったからって急にそんな事できないなんて
言い出すので、あまり共感できませんでした。
ラストもかなり無理やりでしたし。
私は今まで借金をする事はなかったので
滞納した経験はないです。
だから、借りたものは返さないといけないと思うんですけど
そこのところはどうなんでしょうね?
もちろん、法外な金利をふっかけてくる企業もどうかと思いますけど。