ネットワーク 原題:NETWORK
製作1976年 アメリカ 監督:シドニー・ルメット
脚本:パディ・チャイエフスキー
出演:ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、
ピーター・フィンチ、ロバート・デュバル
30年以上前のお話ですが、
今も体制などは変わっていないような気がしました。
(あらすじ)
長年テレビの司会をやってきたハワードであったが、
視聴率低下を理由に番組をやめさせられることになる。
ところが、番組中に自殺すると言いだし
視聴率は再び上昇、ハワードは番組に残る事になり・・・。
視聴率、数字がすべての厳しい世界だと思います。
いかにセンセーショナルに視聴者に伝えるか・・・・・
フェイ・ダナウェイが演じていた仕事命の女プロデューサー
ダイアナはそればかり考えてます。
彼女は本当に仕事人間で一応恋愛っぽい場面もあるのですが
頭の中は仕事でいっぱいで恋愛には向いていない女性でした。
こういう人も現実にいそうだなぁと思いました。
ハワードの起用や最後などはスゴイ事になってしまいましたが、
でも、視聴率のためには一個人の命など何とも思わない
そういう冷酷な面をこの業界は今でも持っているような気がします。
楽しくなければテレビじゃない・・・ってスローガンを
少し前にどこかのテレビ局が掲げていましたが
結局楽しそうにしていたのはテレビの中の人たちだけで
一視聴者としては楽しく思えなかったことがありました。
視聴者と制作者側の意識がかけ離れてしまい
いつのまにか暴走していることに気づかない事だって
ありえない事ではないと思います。
テレビやネットなどから情報は大量に入ってきますが
情報を鵜呑みにする事無く、それらを取捨選択して
自分の考えを持っていかなきゃと改めて考えさせられました。
確かに今でもありそうな雰囲気でしたよね。メディアの暴走というと、「マッドシティ」なんかも思い浮かびます。
>結局楽しそうにしていたのはテレビの中の人たちだけで
一視聴者としては楽しく思えなかったことがありました。
ありますよね〜。わたしはいじめまがいの芸人いじりが大っ嫌いで、バラエティはあんまり見ません。この間、ある子供番組にやんわりと苦情のようなものをメールしたら、ぴたりと止んで逆にびびりました。いちおう視聴者の声が届くうちは大丈夫かな?
映画なのでかなりオーバーな演出がされてはいましたが
雰囲気的には今もそんなに変わってなさそうでしたよね。
>わたしはいじめまがいの芸人いじりが大っ嫌いで
私も嫌いです。
どこがおもしろいのかさっぱりわかりませんね。
>ある子供番組にやんわりと苦情のようなものをメールしたら、
>ぴたりと止んで逆にびびりました。
おぉ、ちゃんと視聴者の声が伝わっているんですね。
考えてみたら今はツイッターやらメールやらがあるので
前よりは視聴者の声が届きやすくなってるかもしれませんね。