ミックマック 原題:MICMACS A TIRE-LARIGOT
製作2009年 フランス 監督:ジャン=ピエール・ジュネ
脚本:ジャン=ピエール・ジュネ、ギョーム・ローラン
出演:ダニー・ブーン、ドミニク・ピノン、
ジュリー・フェリエ
ジャン=ピエール・ジュネ監督っぽい作品でした。
決してスポットライトが当たらないであろう人々の
集まりなのですが、そういう人を描くのが
得意な監督さんだなぁと思います。
(あらすじ)
幼いころに地雷で父を亡くしたバジルは
発砲事件に巻きこまれ、頭に銃弾が残ったままとなる。
長期入院のせいで職も家もなくしたバジルであったが、
廃品回収をしているグループに拾ってもらい
「家族」の一員となる。
ある日地雷と銃弾を作った会社を見つけたバジルは
社長に会おうとするもけんもほろろに扱われてしまい、
バジルは仲間と復讐を企てるのであった・・・・・。
世界観が『アメリ』っぽいです。
『アメリ』に出てくる人も何人か出てました。
『アメリ』もそうだったけど、
結構えげつない事もしてるんだけど、
なんだかそれを許してしまえるんです。
(『アメリ』で許せなかった人は
多分ダメだと思います(^^;)
奇妙な人たちの奇妙な共同生活・・・・・
血は繋がっていないけれど、「家族だ」って思える
あたたかさがありました!
どことなくフリークっぽい匂いもするのですが、
どの人もとっても魅力的なのです。
この監督さんの恋愛観ってちょっと歪んでると思うんです。笑
『アメリ』の主人公もそうだったし、
本作のバジルも恋にちょっと臆病なところがありました。
恋に不器用なんだけど、応援したくなります。
ラストはとってもあったかくなれました。
『アメリ』が大好きな人にはオススメの映画です。
アメリ、アメリ言って、『アメリ』を観た事ない人には
わからないですよね、すみません(>_<)
でもジャン=ピエール・ジュネ監督と言うとやっぱり僕も「アメリ」だと思うので、彼の作品を紹介する時はどうしても「アメリ」「アメリ」となりますよ〜
バジルのアップで音楽が盛り上がり、カメラが引いてゆくとオーケストラが演奏しているシーンがあったと思うのですが、僕はあそこがお気に入り!
ジュネ監督の次回作は、12歳の天才地図製作者の不可思議な冒険を描いたアドベンチャーとのことで、公開は2013年後半の予定とのことです
英語の作品ですって
なんともいえない不思議でステキな世界観を持った
監督さんですよね♪
>カメラが引いてゆくとオーケストラが演奏しているシーン
ありました!ステキだと私も思いました。
(書くのをすっかり忘れていたけど・・・(^^;)
ああいうのをサラッと出してくるのがニクいですよね。
>次回作は、12歳の天才地図製作者の不可思議な冒険を描いた
>アドベンチャーとのことで、公開は2013年後半の予定
おぉ、そうなんですか!知りませんでした。
その頃は一番下も幼稚園に行ってるので
映画館に行けるはず。グッドタイミング♪
予定通り製作してくれるといいなぁ。
あの赤がとっても似合う女の子、大好きです。
ちょっとシニカルなのかな?
地雷や、銃社会に一石を投じる....と言うものではないのですね?
でも、なんか面白そうですね。
以前のブログDEロードショーの作品だから
観ている方もたくさんいますよね!
アメリはお隣の八百屋のご主人に報復していましたが、
足用のクリームと歯磨き粉を取り換えるなんて
結構えげつない事をやってました。オエ〜(>_<)
>地雷や、銃社会に一石を投じる....と言うものではないのですね?
そうですね〜。
もしかしたら、そういう面もあるかもしれませんが
個人的な復讐、いや「いたずら」がメインでした。
『アメリ』が面白ければ、本作もおもしろいと思います。
機会があれば観てみてください!