逃げ去る恋 原題:L' AMOUR EN FUITE
製作1978年 フランス 監督:フランソワ・トリュフォー
脚本:フランソワ・トリュフォー、マリー=フランス・ピジェ
ジャン・オーレル、シュザンヌ・シフマン
出演:ジャン=ピエール・レオ、マリー=フランス・ピジェ、
クロード・ジャド
1959年に始まった「アントワーヌ・ドワネルの冒険」も
本作で最後を迎えます。
(って、監督は最初はシリーズ化する予定じゃなかった
らしいですけど。)
昔の映像がたくさん出てきて、
懐かしく思いながら鑑賞しました。
(あらすじ)
アントワーヌは妻のクリスチーヌとは別居しており、
恋人のサビーヌと甘い日々を送っていた。
クリスチーヌと離婚が成立した日、
かつての恋人コレットと再会する・・・・・。
第1作目の『大人は判ってくれない』など
過去の映像が回想シーンとして登場します。
本人が過去のシーンも演じてるっていうのは
シリーズでやってきたからこそですよね。
本当に集大成という感じでした。
アントワーヌは結局は
人間的にはあまり成長していなかったような^^;
まあ、そんなところが彼の魅力なのですが。
やっぱり、女の方がリアリストですね。
先日HAMさんのブログで読んだせいか、
『(500)日のサマー』が思い出され
すっごく再見してみたくなりました。
ズーイー・デシャネルもかわいいですし♪
そして、約20年の時が経過して、
その当時は判らなかったことが発覚したりもします。
「大人は判ってくれない」けれど、
子供も大人の気持ちをわかってはいないんですよね。
ワインだって、飲み頃になるには
長い時を経なければいけないものがあります。
ある事実を受け入れるためには長い、長〜い時間が
かかる事もあるのかもしれません。
ただただ、時が過ぎるのを静かに待つのみです。
私は2作目の『アントワーヌとコレット』を
見逃していたので、早いうちに鑑賞したいと思います。
コレット役のマリー=フランス・ピジェは
自分をしっかり持っている才女という感じでしたが、
本作の脚本も担当しているのですね。ホントに才女なんだ!
全部観ていなくてもお話にはついていけますが、
1作目から順にを観ていった方が
感激もひとしおとなる事でしょう。