夜霧の恋人たち 原題:BAISERS VOLES
製作1968年 フランス 監督:フランソワ・トリュフォー
脚本:フランソワ・トリュフォー、
クロード・ド・ジヴレー、ベルナール・ルヴォン
出演:ジャン=ピエール・レオ、クロード・ジャド
『大人は判ってくれない』のアントワーヌ・ドワネルの
シリーズ3作目です。
(2作目はオムニバス映画『二十歳の恋』に収録されている
『アントワーヌとコレット』だそうです。私は未見です。)
アントワーヌ君、すこ〜しだけ大人になりました。
(あらすじ)
失恋して兵役に志願したアントワーヌは素行不良で
退役させられることとなった。
ガールフレンドのクリスティーヌの父に
仕事を紹介してもらうが、それもすぐにクビになり
探偵となるが・・・・・・。
アントワーヌくん、(立派な青年になってますが
小さいころを知っているので、親戚のおばちゃんっぽく
くんづけで呼びます。)
少年の頃の切なさなどはなくなりました。
彼女となんとなくうまくいってなくても、
仕事をすぐにクビになっても悲壮感がありません。
・・・・・そこが彼の魅力なんですけど。
アントワーヌには失敗してもなぜか
許してしまいたくなる愛らしさがあります。
(さすがに軍隊では許されなかったですが。)
本当の母には捨てられてしまったけど
彼女の両親や探偵さん、潜入先の奥さんなど
年上にやたらと好かれていました。
軽妙洒脱で気楽に観れる作品でした。
原題は「盗まれた唇」という意味だそうです。
う〜ん、おっしゃれ〜!
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