製作1972年 アメリカ
監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ
原作:アンソニー・シェイファー
脚本:アンソニー・シェイファー
出演:ローレンス・オリビエ、マイケル・ケイン
先にケネス・ブラナーが2007年にリメイクした
作品を観た事があり、オリジナルの方がおもしろかった
という意見が多かったので観たかった作品なのです。
(2012年1月現在、DVDは発売されていないようです。)
(あらすじ)
マイロという男が館の主ワイクに呼ばれ
ある古めかしい大きな洋館を訪ねる。
マイロはワイクの妻と浮気をしているのだが、
ワイクはマイロに「ゲームをしよう」と
自分の宝石を盗むようにもちかける・・・・・。
洋館がすっごく豪華でした。
お庭に迷路まであるんですよ。
・・・・思わず『シャイニング』を
思い出してしまいましたが^^;
中の調度品やアンティークの人形もあいまって
これから始まるゲームの怪しげな雰囲気が
伝わってきます・・・といっても
ホラーな展開にはならないからご安心を!笑
元々は舞台劇だったようで、調べていたら
劇団四季でも演じられたことがあるみたいです。
映画では大きな庭や屋敷のさまざまな部屋が楽しめて
よかったですが、基本的に2人の会話が主体です。
ゲームを仕掛けている方は
相手を自分の掌の上で転がして精神的優位に立ち、
相手の慌てふためくさまを見てほくそ笑んでいます。
かなりえげつないゲームなので
仕掛けられた方はそりゃあ恨みますよ^^;
スルースというのは「探偵」という意味の単語です。
別に探偵が出てくるわけではないです。
まあ、ワイクの職業は推理小説の作家なので
事件のトリックや探偵稼業には詳しそうでしたが。
マイケル・ケインはリメイクではワイク役でしたが
今回は若者マイロ役です。
やはり、若い!スーツもパリッと着こなして
とっても魅力的ですね。
ワイクが嫉妬するのもわかります。
ゲームはあくまでもゲーム。
のめりこんだ方が負けなのです。
結局負けたのはどっちなのかなぁ・・・・・。
リメイクはお話を覚えていなかったので
ネタバレサイトで確認したのですが^^;
終わり方が全然違いました。
自分の感想にも「あの終わり方はなんだかなぁ・・・」
と書いていましたが、オリジナルはそんな事は
思わなかったので、やっぱりオリジナルの方が
おもしろいかもしれません。
どんでん返しの連続にもだれなかったですし。
(話の筋を知ってたからかもしれませんが。)