ウォッチメン 原題:WATCHMEN
製作2009年 アメリカ 監督:ザック・スナイダー
原作:アラン・ムーア、デイブ・ギボンズ
脚本:デビッド・ヘイター、アレックス・ツェー
出演:マリン・アッカーマン、ビリー・クラダップ、
マシュー・グード、ジャッキー・アール・ヘイリー、
パトリック・ウィルソン
アメコミって読んだことはないですが、
どことなくヒーローに闇の部分があるような気がします。
蜘蛛や蝙蝠がベースだったりするし。
(まあ、日本もバッタですけどね^^;)
この映画はヒーローの影の部分がより
クローズアップされてるような気がしました。
(あらすじ)
ウォッチメンと呼ばれる覆面ヒーロー達が存在し
いつしか政治や戦争に関わった結果、
条例でその活動を禁止されるようになった。
ソ連とアメリカの冷戦が一触即発状態にある時
エドワード・ブレイクという男が殺される。
彼はかつてコメディアンという名前のヒーローであり、
仲間のロールシャッハはヒーロー狩りが行われることを
懸念し、かつての仲間の元を訪れるが・・・・。
現実世界とは違うパラレルワールドのお話のようです。
超能力を使えるヒーローもいれば、
ごく普通の人間もいます。
超能力を持った人たちが超絶過ぎて・・・・・・
他の人って実は必要なかったんじゃないかと
思ってしまいました。
特に紅一点のシルク・スペクター。
なぜあんなセクシーな衣装が必要なのか?
そりゃ誘ってると思われても
仕方がないような・・・・・。
ま、でもアメコミの女性ヒーローって
みんなすごい衣装ですよね^^;
真実はごく少数だけで握り、
一般市民には知らしめない方がいいという考え
・・・・・・本当にそれでいいのでしょうか?
私たち一般人ってよっぽどアホだと
思われてるみたいですね。
原発はクリーンだ、安全だ・・・と
散々吹きこまれてきたし。
できる事なら、「何か」が起きる前に
真実をきちんと知らせて
熟考してから判断させてほしいです。
いつもいつも、後になってから
「裏ではこうだった!」ってスクープが出ます。
いいかげんウンザリです。
また、本作では「ヒーロー」と呼ばれている人達の
異常さについて暗に示されているような
気がしました。
コメディアンは言うまでもなく凶悪で粗暴したが、
ナイトオウルやシルク・スペクター、
ロールシャッハだってただの悪党に対して
無慈悲すぎる制裁をしています。
オジマンディアスの少しの犠牲で多くを救うという
何様?的な考えには吐き気がしました。
あんな残酷表現って必要なんでしょうか?
ヒーローも悪党も大義名分があるかないかだけで
やってる事はほとんど変わらないのかもしれません。
まあ、内容は暗いしとにかく長い!!!
163分ありますからね・・・・・再見したいとは
当分思わないと思います。
でも、時が来ればまた観てみたくなるかも・・・。
ヒーローと悪人とは紙一重かも。
ヒーローの中でもっとも始末に悪いのは、自分が正義だと信じて行動する人間だと思います。そんな中にはそれを実現するためには少々の犠牲などどうでもいいと考え、正義であるがゆえに説得も難しい。
とても人間らしい、人間臭いヒーローだと思いましたが…本当はスカッとみんなが正義と思えることをやってくれるヒーローの方が好きです。(^^)
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
>自分が正義だと信じて行動する人間だと思います。
自分が正しいと信じて疑わないので
ある意味悪党よりたちが悪いですよね(>_<)
日本の時代劇みたいに勧善懲悪でめでたし、めでたし
・・・・が観ていて気持ちがいいですよね。
生身のヒーローは実際に苦悩しているのかもしれませんが、
私もあまり観たくないです^^;
SF好きで(中でもパラレルワールドものが好きです。)政治経済も好きなかえるままとしては、見てみようかな?(?_?)と思ったんですが、長いのはちょっと苦手かな。(◎-◎)
ところで、マミイさん「日本もバッタだですけどね」・・・のバッタって何?
これはオススメしにくいです・・・^^;
なにぶん長いですし、(時間を忘れる映画もありますが
鑑賞中も実際に長いなと感じてしまいます。笑)
テーマが重たいので鑑賞後気持ちが沈みます。
残酷表現も結構あります(>_<)
でも、余韻が残って鑑賞後随分時間が経ってからでも
あれこれと考えさせてくれる映画なので
観ない方がいいともいえない、難しい映画です。
観るのであれば、精神的に元気で余裕がある時を
おすすめいたします。
日本もバッタ・・・・・
すいません。文章をものすご〜く省略しすぎてますね^^;
日本を代表するヒーロー、仮面ライダーは
バッタがモチーフとなっています。
…フォーゼは最初ゴキかと思ってました。
最初はバッタならではの跳躍やライダーキックだったんですけどねぇ。
しかし…初期の改造人間の中でもバッタが最強だったとは!
平成ライダーは確かにいろんなものがありますよね。
電王は桃太郎など昔話キャラですし・・・。
最近は話が複雑になりすぎて
お子様の私にはついていけないです^^;
フォーゼは主人公の髪型が気になってしょうがないです。笑
勧善懲悪の単純明快な戦隊モノと違って
仮面ライダーは昔からヒーローの苦悩などが
描かれたりしてますよね。
やはり、バッタがベースというのが関係しているんでしょうか?
しかし、バッタならではのライダーキックはかっこいいですよね!
どんな武器が登場しようとも最後はキックでしめてもらいたいです。
スーツアクターの高岩さんのキックは本当に美しい!
ヴィスコンティ監督は大好きなんですが、
だいぶ内容を忘れたので(笑)、こちらにコメントします。
ザック・スナイダー先生の『エンジェル・ウォーズ』に度肝を抜かれ、
あわてて『300』や『ウォッチメン』を借りました。
固定ファンも多いらしいですが、正直大したことないと思いました(笑)。
どうもザック先生は、「女がいたぶられるシーン」が好きみたいです。
紳士ぶるわけじゃないですが、ボクは苦手です。
そんなこんなで悪趣味な映画ですけど、アメリカでは大ヒットしたとか。
おかげで先生は『エンジェル・ウォーズ』という実験ができたので、
駄作と思いつつも本作には感謝しています。
どこかで聞いたことある監督さんだと思ったら
『エンジェル・ウォーズ』だったんですね。
私はこれがザック監督初体験でした。
>「女がいたぶられるシーン」が好きみたいです。
確かにそうかもしれません。
女性を美しく撮る事にはあんまり固執しない方なのかな。
初代シルク・スペクターが乱暴されそうなときの
開脚の角度、構図には美意識が感じられましたが
マリン・アッカーマンのほっぺに吹き出物が一つあるのは
メイクでどうにかできそうなのにすっごく気になりました^^;
先に『300』を見ると思いますが、
『エンジェル・ウォーズ』を観るのを楽しみにしてます。
CS放送まではまだ時間がかかりそうですが・・・。