2012年01月04日

的外れの千里眼


昨年は久しぶりに深夜のアニメを初回から最後まで観ました。
高河ゆんさんの絵が昔っから好きなんです。

「UN-GO」というタイトルで
舞台は未来の東京、しかも終戦直後という設定です。
魅力的な登場人物、お話でなかなかおもしろかったです。
で、原案が坂口安吾の「明治開化 安吾捕物帖」という
小説なので、読んでみる事にしました。





明治開化 安吾捕物帖 坂口安吾著


文明開化の明治新世相の中で
あざやかな推理が冴えわたる紳士探偵
結城新十郎が主人公です。
そして推理好きのご近所さん泉山虎之介に花迺屋因果が
勝手に首をつっこんできます。
で、虎之介が困った時に頼りにしていくのが
幕末の英傑、勝海舟です。

虎之介の話を聞き、心眼を働かせ推理する海舟の
説得力に虎之介は毎回恐れ入るのですが・・・・・
なんとまあ、この推理が毎回的外れなのです。

フツウ、安楽椅子探偵と言えば
事件現場に行ってもいないのに
ズバッと事件を解決してしまうはず!
しかし推理をはずしても気にも留めない
海舟の飄々としたところ、ポジティブ思考、
そして一筋縄ではいかないお話が興味深く
ひきこまれました。

アニメはこの原作をうまく近未来風に転換したなぁと思います。
私はアニメ版の因果がすっごく好きだったので
原作もついついそういうイメージで読んでしまうのですが
実は全然違うんですよね^^;


アニメきっかけで坂口安吾さんを知りましたが、
一緒に買った「堕落論」もよかったので、
今年は安吾さんの他の作品も読んでみようと思います。




posted by マミイ at 05:00| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
UN-GOは第一話だけ観ました。公式サイトの因果にっき(だったかな?)もちょこっとだけ見てます。

>しかし推理をはずしても気にも留めない

的外れな推理してましたね〜。多くの人の前でいつも恥を晒して、気にも留めてないんですか・・・。信頼は下がらないのかな?
ある意味、凄い人です(笑)

原作はシリーズものですよね?
わたしは最近、目が疲れて読書離れしてます。
監督が苦手で見るのやめちゃいましたが、昔の小説世界をアニメで広めるのもいいですよね。
Posted by 宵乃 at 2012年01月04日 11:11
宵乃さん、こんにちは。

「タイバニ」は結局観る機会がなかったのですが
(アニマックスの再々放送ぐらいを見るかもしれませんが)
「UN-GO」はなんだかんだで全部観ました。

アニメ版では海舟(=海勝)の的外れな推理のつじつまを
あわせるために警察や検察が手を組んでましたが、
原作では海舟が推理を披露するのは虎之介の前だけで
新十郎が鮮やかに事件を解決してしまうので
運のいい事に海舟の推理は誰も知らないんです。笑
しかし推理が外れても、変わらず尊敬し感服している
虎之介がなんだか憎めない存在でおかしかったです。

原作はアニメと同じ1話完結方式でした。
お話もだいたい同じだったので読みやすかったです。
でも時代が違うからアニメとは違う切り口でした。
漫画の実写ドラマ化の場合はキャラの名前だけ同じで
ほとんど設定が変わって失敗することが多いですが
今回は時代まで変えてかなり大胆に翻案していますが
割と成功しているように感じました。

そして坂口安吾の原作に出会えたことは
私にとっては幸運でした。
もっと多くの人に知ってもらいたいです。
Posted by マミイ at 2012年01月04日 19:41
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