ヘヴン 原題:HEAVEN
製作2002年 ドイツ・イギリス・アメリカ・フランス
監督:トム・ティクヴァ
脚本:クシシュトフ・キェシロフスキ、
クシシュトフ・ピエシェビッチ
出演:ケイト・ブランシェット、ジョバンニ・リビシ
『トリコロール』三部作のキェシロフスキ監督が
最後に書いた脚本の映画化という事で注目してみました。
(あらすじ)
イタリアで英語教師をしているフィリッパは
夫を殺した男のオフィスに復讐の為に爆弾をしかけるが
亡くなったのは無関係な4人であった。
逮捕されたフィリッパに恋をした新人憲兵のフィリッポは
フィリッパを逃がそうとするが・・・・・。
まずは設定に絶句しました。
異国の地で頼る者もなく、渾身の憎しみをこめて
復讐したのに全く無関係な魂を
死に追いやってしまうなんて・・・・・。
フィリッパの絶望たるや想像できません。
そして、そんな中で恋に落ちる二人。
恋に理由なんてないですからね。
過去を消すことはできないから
常に罪にさいなまれ
その先には破滅しかないとわかっていても
相手を愛し、二人は進んでいくしかないのです。
あまりにも壮絶なお話だったので
実はどんな映像だったかほとんど覚えていません。
さすがキシェロフスキだと思いました。
ダンテの「神曲」がモチーフとなっているそうです。
もちろん本作は天国篇です。
地獄篇は脚本は完成していなかったけれど
『美しき運命の傷痕』として映画化されています。
こちらは観たことがあるのですが、
全く覚えていないので、再見してみたいです。
「神曲」を読んでみたいのですが
時間があまりないのでとりあえず
漫画で読みたいです。
やっぱ、筆者は永井豪先生で!
【関連する記事】
ダンテの「神曲」が元になってたんですね〜。タイトルは知ってるけど、読んだ事はないです。マンガも出ているとは・・・!
>映画の内容がぼんやりしていて
>書いた当時の気持は思い出せないんですよね
私も↑に書いた『美しき運命の傷痕』は
自分の感想を見てもさっぱり思い出せません^^;
一応ウィキペディアで「神曲」を調べてみたのですが
宗教観が日本とは違うからか、
イマイチ理解できませんでした。
とりあえず漫画だと気軽に読めるからいいかなぁ・・・と。
読みたい本(漫画)、観たい映画ばかり増えていきます。