トリコロール 白の愛 原題:TROIS COULEURS: BLANC
製作1994年 フランス・ポーランド
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
脚本:クシシュトフ・ピエシェビッチ、
クシシュトフ・キェシロフスキ
出演:ズビグニエフ・ザマホフスキー、ジュリー・デルピー
この作品を観て、私はジュリー・デルピーが
好きである事に気づきました。
憂いを含んだその瞳、あの唇がたまりません!
(あらすじ)
ポーランド人のカロルはフランス人の妻ドミニクから
性的不能を理由に離婚を宣告され、放火の罪まで着せられ
命からがら祖国に逃げ帰る。
その後事業が成功したカロルはドミニクへの復讐を
計画する・・・・・。
本作は「平等」がテーマなのだそうです。
平等な愛って存在するんですかね?
愛し、愛される・・・・・
自分と相手が同じだけ愛しているというのは
どういう状態なんでしょうか?
とっても難しい事だと思います。
ドミニクもカロルもお互いに
自分は相手に愛されていないと思っています。
相手にひどい仕打ちをするのは実は愛情の裏返し、
もっともっと自分を見て、愛してほしいという
心の叫びなんだと思いました。
(それで事態は好転することなく
余計ドツボにはまるんですけどね^^;)
白というのは、純粋無垢なイメージがあったのですが
(ウェディングドレス姿のデルピーは可愛かったです。)
絶頂、悦楽の果ても正に「真っ白」なんですね。
今回は「青」の時ほど映像が素敵だなぁと
思うところはそんなになかったのですが、
白に対するイメージが強烈に変わりました!
ああ、ジュリー・デルピー!
夫にサヨナラする時の手つきを、昔マネしたものです(笑)。
本作は監督の母国ポーランドも舞台になっていて、
ちょっと呑気な喜劇が繰り広げられて楽しいです。
>白というのは、純粋無垢なイメージがあったのですが
>(ウェディングドレス姿のデルピーは可愛かったです。)
>絶頂、悦楽の果ても正に「真っ白」なんですね。
さすがマミイさん、すばらしい着眼点です!
もっと具体的に語ってくれても良かったのに(笑)。
『赤の愛』も、ぜひ楽しんでください。
あと『ジャイアント・ピーチ』は、明日借りに行きます!
ジュリー・デルピーの手つきを真似するなんて
さすがケンさんです!笑
ビノシュほどの出番はなかったのですが
それでもジュリー・デルピーの魅力は堪能できました。
ポーランドの人と直接交流した事はないのですが、
暗くなりがちな内容でも独特のリズムや
間合いがあって
のほほんと観る事ができるのはお国柄なんですかね。
>もっと具体的に語ってくれても良かったのに(笑)。
日本女性の奥ゆかしさを表現してみました。
・・・嘘ですけど。笑
『赤の愛』は今日観る予定です。
『ジャイアント・ピーチ』も楽しんでいただけるといいんですけど。