グラン・トリノ 原題:GRAN TORINO
製作2008年 アメリカ 監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
出演:クリント・イーストウッド
この作品はイーストウッドでないと
撮れないんではないでしょうか。
しかも、イーストウッドが演じないと
はまらないような気がしました。
(あらすじ)
ウォルトは頑固者で偏屈な老人。
妻に先立たれた後も子供たちと交流することはなく
隣のアジア系移民に対しても偏見の目で見ていた。
ひょんな事からお隣と交流することになった
ウォルトは・・・・・。
イーストウッドが苦虫をかみつぶしたような顔して
ずっと文句ばっかりたれてました。
でも、イーストウッドだからいいんです。
朝鮮戦争うんぬんよりも
ダーティーハリーなんですもの。
怒ったら銃を抜くのは仕方がないですよね!?
そこは説得力がありました・・・なぁんて。
「アジア人」なんて大きなひとくくりにしちゃったら
ついつい偏見の目で見てしまうかもしれませんが、
1対1で付き合ってみたら
いい人も必ずいるんですよね。
食わず嫌いはいけません。
お隣との交流でウォルト自身が変わっていく
・・・・というストーリーじゃなくって
本当によかったです。
人間、そんな簡単に変われませんから。
古くからの友人たちとのやりとり、
神父さんとのやりとり、
タオとのやりとり、
どれも時々ニヤリ☆とさせられました。
ウォルトのした事・・・・結局は
ただの自己満足なのかもしれないけれど、
それでも彼を責める事は私にはできないです。
今回も重たいテーマだけど
暗くならずに見終える事ができました。
ラベル:クリント・イーストウッド ニック・シェンク