レザボアドッグス 原題:RESERVOIR DOGS
製作1991年 アメリカ 監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:ハーベイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、
クリス・ペン、スティーブ・ブシェミ
タランティーノも好き嫌いが分かれる人だと思います。
好きな人にとっては、下品な会話さえ
スタイリッシュに感じるのだから不思議です。
・・・・私?私は当然、大好きです!
(あらすじ)
宝石店強盗を企てた6人であったが、襲撃は失敗に終わる。
誰かが警察とつながっているに違いない!
今後はどうするのか、警察の犬は誰なのか・・・・
緊迫した状態が続くが・・・・・・。
ホントにくだらないというか、しょうもないというか
グダグダした会話なのに映画が成立するっていうのは
タランティーノ監督ならではだと思います。
かと思うと、一転して撃たれて血まみれになったりするので
油断は禁物、緩急自在のお人なのです。
時間軸もあっちいったり、こっちいったりしながら
途中でくだらない事もはさみつつ
気がついたら物語は終焉を迎えているという
長編監督デビュー作にしてすでに
タランティーノ節が炸裂していました。
スタイリッシュかつ、くだらない細部にまでこだわった
映画を愛するオタクが作った渾身のデビュー作。
おもしろくないはずがないですね!
2014.03.05 追記
久しぶりに再見しました。
最初のど〜でもいい話をニヤニヤしながら観ていたら、
オープニング後に一転血まみれ逃避行!
再見なのでわかってはいたけれど、このスピード感は癖になります。
ホワイト、オレンジ、ブロンド、ピンク、ブラウンに
ナイスガイ・エディとボスのジョー
・・・・・・・そういやブルーもいましたっけ。
たくさん出てくるけれど、どんな人なのか全員区別がつくし
最後まで一気にだれる事無くみせるのはさすがです。
グラサンに黒服という同じ格好なのに、
誰が誰だかわかるってすごいと思います。
(ブルーは特徴がないのが特徴ですね。)
時系列通りに並べてみると何てことないお話なのに、
あっちいったり、こっちいったりする事で
ハラハラドキドキの極上エンタテインメントになってしまいます。
タランティーノ・マジックはここから始まったんだな!と再認識しました。
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ボクはタランティーノ監督は、嫌いなような好きなような感じです。
どちらかというと嫌いなんだけど、見ると結構引き込まれます。
本作は長い間見てないですが、緩急自在でありながら、
緻密にまとめる映画作りは強く印象に残っています。
現代の映画に与えた影響力もものすごいですね〜。
タランティーノ監督って外見からして
うさんくさいですよね。
そんなところも含めて好きです。笑
私は初めての鑑賞だったのですが、
観るたびに発見がありそうだと思いました。
>現代の映画に与えた影響力もものすごいですね〜。
当時は衝撃が走ったでしょうね。
いやはや、ビックリです。
ついblogを始めから見せて貰っていましたo(^-^)o。
映画をたくさん観ていらっしゃいますね。
映画「レザボアドッグス」私も、今でもたまに観たくなる作品です。
ハ-ベイ・カイテル、故クリス・ペン、マイケル・マドセン、スティ-ブ・プジェミ、ティム・ロス等確かクエンティン・タランティ-ノ監督自身もマフィア?実行犯一味役で出演していましたね。
意外と早く殺られてしまいましたが…。
ティム・ロスは、今でもそうなのかは分かりませんが、クエンティン・タランティ-ノ作品には、必ず何かの役で出演していたらしいです。
映画「フォ-ル-ムス」迄は、確かに観た様に思います。
映画「キルビル」1 2では、よく分かりませんでした。
話を元に戻しますが、悪人にも悪人なりの仁義もありまた友情もあるのだな…とこの作品を観て思いました。
銀行強盗が失敗し生き残った者同士で誰がスパイなのかお互いに疑心暗鬼になる…という独特の緊張感でしたね。
当然?スパイ(警察側)の人間は最後まで口を割ろうとはしないのでますます疑心暗鬼に陥る…という悪循環。
その間にも、人質になった警官?は酷い暴行を受けるハメに…。
私がこの作品で一番気に入ったのが、故クリス・ペンが演じていたマフィアのボスの息子でグッドガイ・エディ役でした。
あの人の声は、独特なしゃがれ声?というかハスキ-ボイスで一声であの人だと分かるのが面白かったです。
当時は、この人も若いし細かったですね。
備忘録として始めたブログなのですが、
こうやって皆さんと色々なお話ができたり
知らない事を教えていただいたりと
とっても自分の糧になっています。
タランティーノ監督はなんというか、
風貌がチンピラっぽいですよね。
ロバート・ロドリゲス監督の作品にも
チョイ役で出てすぐ殺されてました。
(しかもそれがまた、似合っていたりして・・・。笑)
どうでもいい会話をダラダラしているのに、
突然バイオレンスになったりするので
観ているこっちも気の抜けない映画でした。
クリス・ペンさんはお亡くなりになっていたんですか。
すごく特徴のある声ですよね。
グッドガイ・エディは私も好きです。
クリス・ペン出演の映画は
「ベ-ト-ベン」2
「3人のエンジェル」
余り内容を覚えていないのですが
「キスキスバンバン」
を観ました。
映画「3人のエンジェル」や「ゴ-スト ニュ-ヨ-クの幻」に出演していたパトリック・スウェイジもお亡くなりになったみたいです。
この作品では、クリス・ペンは性差別的な保安官?役みたいでした。
話題は変わりますが、マミィさんのカキコにあった映画は
「フロムダスクテイルド-ン」でしたね。
最初は極悪人兄弟の逃走劇かと思いきや…な展開でしたね(^O^)。
神父か牧師役がハ-ベイ・カイテルでした。
>故クリス・ペンはショ-ン・ペンの弟だったみたいです。
そのようですね。
面影・・・あるような、ないような^^;
まあ、エミリオ・エステベスとチャーリー・シーンも
そんなに似てないですもんね。
パトリック・スウェイジもお亡くなりになりましたね。
晩年に海外ドラマ「ビースト」で主役の潜入捜査官を演じていました。
(私は数話しか観ていませんが。)
化学療法を受けながらの撮影で
最後の最後まで役者さんだったようです。
>マミィさんのカキコにあった映画は
>「フロムダスクテイルド-ン」でしたね。
そうです。まだブログに書いていないので
いつか再見しようと思っています。
ロドリゲス監督の「デスペラード」にも
バーの集金人役で出てます。
こういう役が本当に似合うお方です。笑
映画「ベ-ト-ベン」2では、クリス・ペンは悪女レジ-ナの恋人?の男フロイト役でした。
どちらかといえば、悪女に命令されてハイハイと従っている様な役でした。
悪女レジ-ナの飼い犬ミッシ-とニュ-トン一家の飼い犬ベ-ト-ベンの恋と新たに生まれたその子供達…というエピソードでした。
「ベートーベン」ははるか昔に「1」だけ
観た事があります。
女性に顎で使われるクリス・ペン・・・
ちょっと興味があります。笑
やっぱり、『レザボア』は良いですよね〜♪
タランティーノ演じるMrブラウンの何回観ても、どーでもいい
『ライク・ア・ヴァージン』をしたり顔で解説する様。
(ああ、残念な人だな〜(色んな意味で)と思ったら、実は監督だったという(笑))
だんだん、あの話にあのメンツがうんざりしていくのも好きです。(特に)ティム・ロス演じるMrオレンジの顔とか。
あそこのダラダラしているようで、ハーヴェイ・カイテル演じるMrホワイトやスティーブ・プジェミ演じるMrピンク
キャラクターの立ち位置が分かるのがいいですよね。
マイケル・マドセン演じるMrブロンドには騙されましたが(笑)
ナイスガイ・エディとボス(ジョー)は私服で
実行犯たちとの服装の違いとか。
朝飯、おごったからって・・・そんなに恩に着せなくてもとか
チップ一つでいきがるMrピンクなどのリアルな小悪党ぶりが
良かったです。
“Little Green Bag”がかかるタイミングも恰好良いですよね〜。
>・・・・・・・そういやブルーもいましたっけ。
(爆笑)
実は、単なるお爺ちゃんかな?と思いきや
本物の元犯罪者で犯罪小説も書いていて
『ストレートタイム』はダステイン・ホフマン主演で映画化もされました。(内容は正直、微妙でしたが・・・)
あと『ドッグ・イート・ドッグ』という作品は
(文字通り、共食いの意味だそうで)
『レザボア・ドッグス』本編が影響を受けた作品だというのがいくつも散見されます。
タランティーノが出演をお願いしたようなことを
何かのインタビューで読んだ記憶があります。
台詞回しや、作中に別の話(Mrオレンジの作り話)を挿入したり
(予算が無いのを)逆手にとって肝心の銀行襲撃シーンは省いたり
俳優たちの仕草、音楽含めてセンスの塊のような気がします。
それでは!!
>やっぱり、『レザボア』は良いですよね〜♪
観れば観るほど、クセになる感じです!
>(ああ、残念な人だな〜(色んな意味で)と思ったら、実は監督だったという(笑))
あはは!
ホント、ああいう残念な役が絶妙に似合っちゃうんですよね。笑
>キャラクターの立ち位置が分かるのがいいですよね。
後の各章でそれぞれのキャラの説明が入るのですが
あの冒頭のグダグダ会話のシーンですでに予習というか
ある程度どんな人物なのかわかっちゃうのがすごいですよね。
>実は、単なるお爺ちゃんかな?と思いきや
>本物の元犯罪者で犯罪小説も書いていて
調べてみるとその凄さに驚嘆するという
まさに、細部にまでこだわって作りこんである作品ですよね。
これが長編デビュー作というのも驚きですよね。
今観ても、十二分にカッコイイです!!
相変わらず素敵なイラストですね!!(^.^)
>好きな人にとっては、下品な会話さえ
>スタイリッシュに感じるのだから不思議です。
本当ですよね!しょーもない会話が延々と
続きますが、何故かカッコイイしセンスありますよね!
冒頭マドンナに関する話題なんて、いい大人がホントに
しょーもない内容だったと記憶してます(笑)
まだまだタランティーノの映画は見切れてないので、
まだまだ楽しめます!!(^^♪
>相変わらず素敵なイラストですね!!(^.^)
ありがとうございます!
描いていて気が付きましたが、
ブラウン(多分後ろから2番目)はまだ話し続けているみたいですね。
そして、誰もそれを真剣に聞いていないという・・・。笑
>冒頭マドンナに関する話題なんて、いい大人がホントに
>しょーもない内容だったと記憶してます(笑)
観てるこっち側も何言ってんだいって思っちゃいますよね。笑
そして、かっこいい音楽とオープニングの後は血まみれですからね〜、すごすぎます!!
>まだまだタランティーノの映画は見切れてないので、
>まだまだ楽しめます!!(^^♪
監督や脚本家としても素晴らしいですが、
私は俳優としてのタランティーノも好きです。
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』は出演のみなのですが、
胡散臭いチンピラ役が不思議とはまるんですよね〜。
そんなところが好きなのです。笑
>グラサンに黒服という同じ格好なのに、
誰が誰だかわかるってすごいと思います。
言われて見れば!
見分けるのが苦手な私もまったく困りませんでした。みんな個性的な俳優さんだし、やはり監督の見せ方が上手いんでしょうね。
デビュー作で時系列変えてて、それでもこれだけ魅せてくれるんですから、熱狂的ファンがいるのもうなずけます。
イラストはあのカッチョいいオープニングですね!
深い絆があるわけじゃないのに妙な連帯感みたいなものが滲み出てるところが伝わってきま!!
>みんな個性的な俳優さんだし、やはり監督の見せ方が上手いんでしょうね。
いろんな映画を観て俳優さんの事を研究しつくしている
タランティーノ監督だからこそできる芸当のような。笑
役者さんのイメージ通りだから
こちらもスッと受け入れることができるんでしょうね。
>イラストはあのカッチョいいオープニングですね!
超有名で、Tシャツのモチーフになったりしてますね。
この前フェイスブックでみたのですが
それぞれのカラーに対応した肌の色にしているイラストがあって
それも魅力的でした。