ケープ・フィアー 原題:CAPE FEAR
製作1991年 アメリカ 監督:マーティン・スコセッシ
原作:ジョン・D・マクドナルド、ジェームズ・R・ウェッブ
脚本:ウェズリー・ストリック
出演:ロバート・デ・ニーロ、ニック・ノルティ、
ジェシカ・ラング、ジュリエット・ルイス
オリジナルに忠実なリメイクという評判を聞いていたのですが
私には全然違うように映りました。
どちらもそれぞれ、甲乙つけがたいできばえでした。
(あらすじ)
弁護士サムの元に出所したてのマックスが現れる。
14年前にサムはマックスの弁護をしたが、
マックスに有利な証拠を隠していたことを恨まれ・・・・。
ニック・ノルティ演じるサムは不倫はするわ、
自己判断でまともな弁護をしなかったり、と
聖人君子ではないんですよね。
オリジナル版のグレゴリー・ペックとは大違いでした。
妻との仲も悪く、家では言い争いが絶えなくて
多感な年ごろの娘ダニエルは悩み戸惑っています。
オリジナルでは母娘は脅え逃げまどうだけの存在でしか
なかったのですが、本作では現代風に変わっていました。
こっちの方が心情的には理解しやすかったです。
16歳目前という多感な年頃で自分の事を理解している
(・・・と思わせてくれる)男性にひかれるのも
なんとなくわかりますが、観ているこちらとしては
裏事情がわかっているだけに
マックスがダニエルに触れた時は
ゾゾゾ〜っと背筋が寒くなりました。
まあ、とにかく、デ・ニーロが怖かったです!!!
ロバート・ミッチャムも怖かったけれど
デ・ニーロはホラー的な怖さまでありました。
終盤の彼は人間ではなかったような・・・・・。
ところどころ、わかりにくい部分もあったのですが
(なぜ、ケープ・フィアーに逃げたかという肝心の部分が
あんまり伝わってきませんでした。)
オリジナルを観ていたから、勝手に補完できました。
その点ではオリジナルに忠実なのかな。
終わり方は全然違いました。
私はこっちの方が好きかな。
「石」の使い方もよかったです。
オリジナル版に出演していた
グレゴリー・ペックとロバート・ミッチャムが
出ているのを発見できたのは
2作を続けて観れたおかげだと思います。
なんか、感慨深かったです。
親友のお母さんが亡くなった時、お葬式の間の家の留守番を頼まれて、一人で他人の家で留守番しながら、wowwow見てたので、むっちゃコワかったな〜。
wowwowで1日に何回もやってて....(見なくてもいいんだけど)
お留守番中の他人の家で観るなんて
・・・・・・ガクガク、こ、怖すぎます!
録画し忘れた時などは再放送してもらえるのはありがたいですが、
観てしまったものは何度も放送してほしくないですよね。
しかも、怖い話だったら・・・・・。
オリジナルを見たことがないので、比較が興味深かったです。
>オリジナルでは母娘は脅え逃げまどうだけの存在でしか
>なかったのですが、本作では現代風に変わっていました。
>こっちの方が心情的には理解しやすかったです。
ボクは比較はできませんが、わかる気がします。
キチンと作れば、リメイクも意味がありますよね〜。
かえるままさんの体験談もおもしろいです(笑)。
オリジナルとリメイクを見比べるのが
実は結構好きだったりします。
(とはいえ、自腹で借りてまでは見ないのですが。)
全く同じものを作るとリメイクの意味がなくなると思います。
オリジナルを観ればすむ話ですからね。
本作はとてもいいリメイクだと思います。
かえるままさんはすごい体験をされていますよね。
こんな貴重なお話が聞けるのも
ブログをやっている賜物なのかもしれません。笑
>私には全然違うように映りました。
実はこの映画、見始めてすぐに私の見る映画ではないと気付いたのですが、何故か目が離せず、でも怖いから、オール早送りで見たのです。(なのでナンバーは付けていません)最後の終わったところはちゃんと見たけど。
で、オリジナルを録画してあるのですが、もう半年くらい経つと思うのですが、見る気にならなくて・・・
でもマミイさんのこのお言葉で、見ても良いような気になりました。
また半年後になるかもしれないけど、オリジナルの方、見ることができたらコメントに来させて下さいね〜☆
主人公が弁護士、出所したての男・・・など、
おおまかなところは同じですが、
別の映画だと思っていいと思います。
デ・ニーロはちょっと怖すぎでした。
ロバート・ミッチャムも怖いんだけど
まだ人間味があるというか怖さの次元が違うような気がしました。
いつでもいいので、気分のいい時に
オリジナル版の方を鑑賞してみてください。
夏の暑い時に観てゾ〜ッと涼しくなるのもいいかもしれません。笑
おおまかな筋は一緒なので
心の準備ができているかもしれません!?