ザ・セル 原題:THE CELL
製作2000年 アメリカ 監督:ターセム・シン
脚本:マーク・プロトセビッチ
出演:ジェニファー・ロペス、ヴィンス・ヴォーン、
ヴィンセント・ドノフリオ
勝手に色々と勘違いしていた映画でした。
色んな所で評判の映画だよね〜と思っていたら
それは「セル」ではなく、「キューブ」でした。
(Cから始まるという共通点しかないです^^;)
そして、「セル」は細胞だと思ってたらそれも違いました。
(あらすじ)
他人の潜在意識に入りこむ研究をしているキャサリンは
FBI捜査官から連続殺人鬼の頭の中に入ってほしいと
依頼される。
ある女性が誘拐されており、数時間後には殺されてしまう。
女性の居場所を探るためにキャサリンは
犯人の精神世界に侵入し・・・・・。
現実世界でも凶悪な事件が起きた時には
犯人がどういう人間なのか、どういう環境で育ってきたのかなど
ワイドショーなんかで延々と放送されますが、
私はあんまりそういうのは好きではありません。
どんなに説明されても
平気で人を殺すような人の事は理解できないと思うのです。
育った環境のせいにしてほしくありません。
で、そんな怪物の頭の中・・・・・
うまく表現できていたように思います。
(一部グロテスクな表現がありR−15指定です。)
ミュージックビデオ出身の監督さんと聞いて
なるほどなぁと思いました。
犯人役のヴィンセント・ドノフリオは
好きな俳優さんです・・・・と言いつつも
印象に残っている役は
『フルメタル・ジャケット』の微笑みデブだったり、
『メン・イン・ブラック』の宇宙人にのっとられる人だったり
・・・・・ちょっと変わっているのが多いです。
一番好きなのはドラマ『LAW&ORDER クリミナル・インテント』の
ゴーレン刑事です。
ごっつい体ですが、知的な役がピッタリだと思うのです。
お話自体は精神世界に潜りこまなくても
解決できたのでは・・・?と思えるような感じです。
これはなかなか良いものですね。
両方見てますが、ボクも若干『キューブ』とごっちゃになってます。
こちらは父親に虐待されたからどうこう、という話ですよね。
ボクも、犯人の生い立ちに原因を求めるのは好きじゃないですが、
本作はドノフリオの好演で説得力があった記憶があります。
>お話自体は精神世界に潜りこまなくても
>解決できたのでは・・・?と思えるような感じです。
でも、このまとめで現実に引き戻されました(笑)。
FBIさん、もっと捜査がんばってと言いたくなりますね!
とにかくキャサリンが美しかった印象があります。犯人は覚えてないけど微笑みデブだったのか!
あと、わたしも
>お話自体は精神世界に潜りこまなくても
>解決できたのでは・・・?と思えるような感じです。
こちらを読んで、ハッとしてしまいました。これだけの事ができる世界なら、いろんな技術が発達してますもんね〜。
そうなんです。
虐待うんぬんのお話が出てくるのですが、
実際に虐待にあっても立派な人はいくらでもいるのに
・・・・と思ってしまいます。
(作中でも似たようなセリフを捜査官も言ってましたが。)
ドノフリオさんは本当に
アチラの世界に行っちゃってるように見えました。
この人はみるたびにイメージが変わる人です。
映像は本当にすごかっただけに、
お話のテキトーさが少し気になってしまいました。
ジェニファー・ロペスはキレイですね。
色んな服をばっちり着こなして素敵でした。
夢の中に入りこむわけではないですが、
犯人の頭の中を垣間見るという事で
清水玲子さんの「秘密 トップ・シークレット」という
漫画を思い出してしまいました。
(この漫画では死んだ人の脳を調べるのですが。)
技術の革新ってまだまだめざましいけれど、
本当にできるようになったら怖いですよね。