アルフィー 原題:ALFIE
製作1966年 イギリス 監督:ルイス・ギルバート
原作:ビル・ノートン
脚本:ビル・ノートン
出演:マイケル・ケイン
好きな事ばかりをしてる人の人生って
楽しいんだろうなぁと思っていましたが、
案外そうではないんだと知りました。
人生ってフシギです・・・・・。
(あらすじ)
アルフィーは次から次へと女性を渡り歩き、
好きな事ばかりをしてその日を暮す男であった。
ある日つきあってる女性を妊娠させてしまった
アルフィーだったが・・・・・。
私的にはアルフィーはまったく好みの男性の
タイプではありません。
ワガママだし、釣った魚には餌をくれないし。
多分、女好きだけど、相手の女性が好きなのではなく
自分の事を愛してくれる人が好きなだけなのだと思います。
で、気に入らなかったらすぐにポイッと
簡単に捨てちゃうのです。
でもでも、マイケル・ケインが演じてるのを見てたら
なぜかキュンと心惹かれてしまうのです。
そんな好き放題に生きていて
人生を謳歌しているようなアルフィーですが、
実はそれほどではないのです。
ふと、立ち止まって考えた時に
自分に寄り添って生きてくれる友人もしくは恋人、
もしくは子供がいない人生・・・・・
孤独な人生は味気ないと思います。
やっぱり人という字は支えあってできているのですからね。
で、この『アルフィー』が2004年にジュード・ロウ主演で
リメイクされています。
ジュード・ロウを推薦したのはマイケル・ケイン本人なのだそうな。
どんな風に演じているのかが気になります。
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ニヤケ笑いをうかべて気楽に生きていたアルフィが、しだいに焦りを見せ暗い表情を浮かべるようになってしまう。やはり人間は一人では生きられませんよね。
でもまあ、あの若さで気付けたんだからいいんじゃないかなぁと思います。ベルイマン監督の「野いちご」は”生きているうちに気付けて良かった”というレベルでした(笑)
そうなんです。
オリジナルでもこちらを向いて話しかけてくれたので
ミョ〜に親近感がわきました。
(だからキュンとなったのかもしれません。笑)
オリジナルではアルフィーは達観したのかどうか・・・
ラストもちょっと飄々とした感じだったのです。
リメイクとぜひ比べてみたいです。
ベルイマン監督の『野いちご』は未見なので
こちらもいつか観ていたいと思います。