キック・アス 原題:KICK-ASS
製作2010年 イギリス・アメリカ 監督:マシュー・ヴォーン
原作:マーク・ミラー、ジョン・S・ロミタ・Jr
脚本:ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン
出演:アーロン・ジョンソン、クリストファー・ミンツ=プラッセ
クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ
もっとおバカな青春コメディかと思って観たのですが
案外グロテスクだし(実はR15指定です)
結構マジメでびっくりしました。
(あらすじ)
デイブはごく普通の高校生。
スーパーヒーローに憧れる彼はネットで購入した
コスチュームに身を包み、「キック・アス」という
ヒーローを作りだし町へ出るが・・・・・。
途中まではよくあるヒーローに憧れる
イケてない男の子が主人公のドラマです。
でも、彼が他の人と違うのは
実際に行動にうつしたところです。
世の中をよくしたい、と願うのは
誰でも一度は思ったことがあると思いますが、
じゃあ、具体的に何をしたらいいのか・・・
どうしたらいいんでしょうね?
彼は自分の思うヒーロー像のままに行動します。
そして、手痛いしっぺ返しをくらう事になります。
どんなに素晴らしい考えを実行したとしても
世の中そんなにうまい事いかないんですよね。
そこのところがやけにリアルでした。
そして、非現実的な女の子「ヒットガール」が
出てきます。
彼女は父親の歪んだ愛情により
常軌を逸した育ち方をしています。
彼女の登場シーン、あまりの残酷さ、凄絶さに
驚きを隠せませんでした。
でも、彼女の歪んだ微笑みを美しいと思ってしまう
私もかなり歪んでると思うんですけど。(笑)
クロエ・グレース・モレッツに今後も
注目していきたいと思います。
主人公のキック・アスよりはヒット・ガールの方が
目立っている映画なのですが、
大事なのはごく普通の高校生が立ち上がったという事。
これに尽きると思います。
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やはりヒットガールが目立ってましたよね。わたし的には、「キック・アス」はきちんとキック・アスが主役の(子供が観れる)映画にして、その後、スピンオフでヒットガールのバイオレンス・アクション映画を作ってくれたほうが良かったです。
一作品の中であの振れ幅は付いていけないんですよね〜。
リアルといえば、原作では主人公の恋は成就しないそうです(笑)
まあ、当然ですよね。
>やはりヒットガールが目立ってましたよね。
そうなんですよね。
キック・アスが主人公であることを忘れてしまうくらい
鮮烈にヒットガールが目立っていました。
>リアルといえば、原作では主人公の恋は成就しないそうです
確かに、ちょっと無理ですよね^^;