機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
製作1989年 日本 監督:高山文彦
原作:富野由悠季
脚本:山賀博之
声の出演:浪川大輔、辻谷耕史、林原めぐみ
あちこちで好評を聞いていたOVAですが
私は初見でした。
観終わってすぐは実はそれほどではなかったんですが
後からジワジワ〜と良さがこみあげてきました。
(あらすじ)
地球連邦軍とジオン公国が戦う一年戦争のさ中、
中立を謳うスペースコロニー・サイド6で
少年アルは戦争とは無縁の生活を送っていた。
ある日サイド6に突然ジオン軍のモビルスーツ
ザクが現れ、追いかけたアルはバーニーという
青年兵士と出会う・・・・・。
ガンダムシリーズは子供が主人公ですが、
年齢的には思春期あたりで自らがガンダムを操縦しますが、
アルはホントに小学生の子供、おこちゃまで
単純に兵器やモビルスーツに憧れるだけなのです。
子供だけに後先考えない行動をしちゃうので、
大人になった今、見てみると「あちゃ〜〜」とか
「おいおい」っていう目でみてしまいました。
でも、普段のガンダムシリーズよりリアルだと思いました。
今の日本でも、戦争なんて遠い国の出来事、
どこかでゲームの世界、他人事みたいなもんだと
思っていませんか?
自分に近い人の血が流れて初めて戦争を実感するのかも。
ニュータイプだとか特別な人間じゃなくても
自分のできる事を一生懸命やることが大切っていう
メッセージがひしひしと伝わってくる映画でした。
小1の長男に「連邦軍とジオン軍はどっちが悪いの?」と
聞かれましたが、答えることはできませんでした。
それぞれがそれぞれの主張がありますし、
一兵士だけでみれば、実は悪い人間じゃないんですよね。
アルの声は浪川大輔さんなのですが、
なんと変声期前からお仕事をされていたんですね。
ビックリしました。
名前を見るまでは女の子の声だと思ってました。
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日本人にとって、アルの抱く憧れとか他人事な態度はよくわかりますよね。子供の頃に観たのもあって感情移入しやすかったです。
ニュータイプが出てこないのも、マミイさんが仰るようなメッセージが込められているんでしょうね。(未だにニュータイプが何なのかよくわかりませんが・・・)
それにしても、アルの声優さんって女性じゃなかったんですね〜。驚きです!
宵乃さんがすすめてくれなかったら
多分観ることはなかったと思います。
おすすめしてくださってありがとうございました!
観終わってから時間が経てば経つほど、
ゾクゾクするほどの感動の波が押し寄せてきてます。
私ってばにぶいのかも!?
子供の時に見てたらアル目線になっちゃいますよね。
最後なんて涙が止まらないと思います。
私もエンディングを見るまでは
アルは女の人だと思ってました。
名前を見てビックリです。