ゼロ時間の謎 原題:L'HEURE ZERO
製作2007年 フランス 監督:パスカル・トマ
原作:アガサ・クリスティ
脚本:フランソワ・カヴィリオーリ、ナタリー・ラフォリ、
ロラン・デュバル
出演:メルヴィル・プポー、キアラ・マストロヤンニ、
ローラ・スメット、ダニエル・ダリュー
アガサ・クリスティ原作ミステリーの映画化です。
ミステリーなら最初にあるはずの殺人シーンから
始まらないという異色ミステリーです。
(あらすじ)
ギョームは新妻のキャロリーヌを連れ叔母の住むカモメ荘に
出かける。そこにギョームの前妻オードも来ていて・・・。
どんなミステリーもまず、殺人が起きて
犯人は誰か・・・を推理していくものが多いと思います。
その変り種でいきなり犯人がわかって、
どうやってコロンボ刑事が犯人を追いつめるのかを
楽しむ・・・なんてのもありますね。
本作ではなっかなか殺人が起きません。
殺人は始まりではなく結果・・・
これもおもしろい発想の逆転だと思います。
誰が殺されるんだろう?と不謹慎ながらも
ワクワク!?してしまいました。
しかし、殺人が起きるまでは結構ドキドキしたのですが、
起きてしまってからは割と駆け足な印象を受けました。
キアラ・マストロヤンニはマルチェロ・マストロヤンニと
カトリーヌ・ドヌーブの娘なのですね。
どっちかといえば、お母さんに似てるかなぁ。
色々と伏線がはってあって最後につながってくるので
細かいところにも注目していた方がいいかもしれません。
(私は気になって巻き戻してみちゃいました。)
>キアラ・マストロヤンニはマルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーブの娘なのですね。
以前BShiで「マルチェロ・マストロヤンニの甘い追憶」というドキュメンタリーを観ました。二人の娘さんにインタビューしていたけれど、彼女だったんですね。気付きませんでした。
あの新妻の下品さに隠れてしまったかも・・・。
アイデアありきの作品でしたね。
事件が起きて解決するまでがフルスピードで
過ぎ去ってしまいました。
新妻はなんでこの人と結婚したの???って
クエスチョンマークがたくさん浮かぶような人だったですね。
とりあえず、身近にいた人で手をうったのかもしれませんが
あまりにも、あまりな・・・・・人でしたね。(笑)
>以前BShiで「マルチェロ・マストロヤンニの甘い追憶」というドキュメンタリーを観ました。
おぉ、そのようなドキュメンタリーがあるんですね。
また再放送された時に見てみたいと思います。