2011年01月31日

あるべきものがなかなかこない


ゼロ時間の謎 原題:L'HEURE ZERO
製作2007年 フランス 監督:パスカル・トマ
原作:アガサ・クリスティ
脚本:フランソワ・カヴィリオーリ、ナタリー・ラフォリ、
ロラン・デュバル
出演:メルヴィル・プポー、キアラ・マストロヤンニ、
ローラ・スメット、ダニエル・ダリュー


アガサ・クリスティ原作ミステリーの映画化です。
ミステリーなら最初にあるはずの殺人シーンから
始まらないという異色ミステリーです。

(あらすじ)
ギョームは新妻のキャロリーヌを連れ叔母の住むカモメ荘に
出かける。そこにギョームの前妻オードも来ていて・・・。


どんなミステリーもまず、殺人が起きて
犯人は誰か・・・を推理していくものが多いと思います。
その変り種でいきなり犯人がわかって、
どうやってコロンボ刑事が犯人を追いつめるのかを
楽しむ・・・なんてのもありますね。

本作ではなっかなか殺人が起きません。
殺人は始まりではなく結果・・・
これもおもしろい発想の逆転だと思います。
誰が殺されるんだろう?と不謹慎ながらも
ワクワク!?してしまいました。
しかし、殺人が起きるまでは結構ドキドキしたのですが、
起きてしまってからは割と駆け足な印象を受けました。

キアラ・マストロヤンニはマルチェロ・マストロヤンニと
カトリーヌ・ドヌーブの娘なのですね。
どっちかといえば、お母さんに似てるかなぁ。


色々と伏線がはってあって最後につながってくるので
細かいところにも注目していた方がいいかもしれません。
(私は気になって巻き戻してみちゃいました。)
posted by マミイ at 21:51| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | サスペンス・ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
殺人が起こるまで焦らされますよね。確かに珍しいけれど、この方法だと探偵役の活躍が後半に集中してしまいます。事件自体が主役と考えればいいのかな?

>キアラ・マストロヤンニはマルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーブの娘なのですね。

以前BShiで「マルチェロ・マストロヤンニの甘い追憶」というドキュメンタリーを観ました。二人の娘さんにインタビューしていたけれど、彼女だったんですね。気付きませんでした。
あの新妻の下品さに隠れてしまったかも・・・。
Posted by 宵乃 at 2011年02月09日 13:30
宵乃さん、こんにちは。
アイデアありきの作品でしたね。
事件が起きて解決するまでがフルスピードで
過ぎ去ってしまいました。


新妻はなんでこの人と結婚したの???って
クエスチョンマークがたくさん浮かぶような人だったですね。
とりあえず、身近にいた人で手をうったのかもしれませんが
あまりにも、あまりな・・・・・人でしたね。(笑)

>以前BShiで「マルチェロ・マストロヤンニの甘い追憶」というドキュメンタリーを観ました。
おぉ、そのようなドキュメンタリーがあるんですね。
また再放送された時に見てみたいと思います。
Posted by マミイ at 2011年02月09日 21:59
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映画「ゼロ時間の謎」観た
Excerpt: 製作:フランス’07 原題:L'HEURE ZERO(英語:TOWARDS ZERO) 監督:パスカル・トマ 原作:アガサ・クリスティ ジャンル:ミステリー/サスペンス夏のブルゴーニュ地方..
Weblog: 忘却エンドロール
Tracked: 2011-02-09 13:15

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