変態村 原題:CALVAIRE
製作2004年 ベルギー・フランス・ルクセンブルグ
監督:ファブリス・ドゥ・ベルツ
脚本:ファブリス・ドゥ・ベルツ、ロマン・プロタ
出演:ローラン・リュカ、ジャッキー・ベロワイエ
邦題が邦題だし、ジャンルがホラーなので
スルーしようかなぁと思ったのですが
続編に私の好きなエマニュエル・ベアールが
出ているらしいので、見てみることにしました。
(あらすじ)
マルクは歌を歌いながら各地を回る場末のシンガー。
ある日彼は移動中に道に迷い車が故障してしまう。
親切なペンションオーナーのバルテルに泊めてもらうが
実はバルテルは・・・・・・。
いわゆるホラーっていうのとは異質な作品です。
血しぶきがあがるような残酷なシーンとかは
ほとんどないです。
でも、怖い。
叫びたくなるような恐怖とかではないですが、
わけのわからない怖さがあります。
しかも、怖いはずなのに、なぜか、
見ながら笑っている私・・・。
それが一番怖かったです。
おかしいから笑ってるのではなく、
失笑やバカにしてるのでもないです。
理解を超えたものに出会ったとき、
人は笑ってしまうのかもしれません。
ちなみに原題のCALVAIREというのはフランス語で
殉教とかキリストの受難をあらわすのだそうな。
十字架の磔刑っぽいのがあったシーンもありました。
DVDのジャケットにも使われていますが、
そんなに大事なシーンではなかったはず。
原題の意味を聞いて納得しました。