カールじいさんの空飛ぶ家 原題:UP
製作2009年 アメリカ 監督:ピート・ドクター
脚本:ボブ・ピーターソン、ピート・ドクター
原題はとってもシンプルなんですね。
でもシンプルイズベスト・・・
単純明快でわかりやすく楽しかったです。
(あらすじ)
カールじいさんは長年連れ添った最愛の妻エリーと
死別した後も愛着のある家に住み続けていた。
しかし、家の周辺は開発の波がおしよせ
カールじいさんも立ち退く日が近づいた。
しかし、エリーの夢を叶えるためじいさんは
思い出の家と共に旅立つ事を決意し・・・。
冒頭のほんの短い間に運命の出会い、そして結婚、
愛ある家庭生活が描かれカールじいさんの
幸せな日々を体感する事ができます。
しかし、愛する人と死に別れた後も
自分の人生は残酷にも続いていくのです。
隣に椅子はあるけれど、座る人のいない
寂しさや喪失感を小道具で感じました。
探検家に憧れていたカールとエリーでしたが、
冒険はそこら中に転がっているんです。
陽だまりでお茶をすすっている
何気ない日も実は人生という冒険の一部なのです。
2年ほど前に家を建てた我が家はこれから
どんな歴史を刻んでいくのか・・・
家族で過ごせる時間を大切にしたいと思える
作品でした。
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映画でも見ました。
本当に、人生について考えさせられる物語でしたね。
なにげない毎日って本当に大切なんですね。
カールジーさん、ちょっと、かわいそうな感じがしました・・・
長男と一緒に見たのですが、私のほうが感動していました。
小1にはまだ難しかったみたいです^^;
他人の華やかな人生をうらやましく思う時もありますが
山が大きければ、沈む時も大きいので
平々凡々な日常が長く続く事が
実は一番幸せなのかもしれませんね。
エリーから最後のメッセージを受け取ったカールじいさんは
つらいけど、また上昇してくれると信じています。