ゾディアック 原題:ZODIAC
製作2006年 アメリカ 監督:デビッド・フィンチャー
原作:ロバート・グレイスミス
脚本:ジェームズ・バンダービルト
出演:ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ、
ロバート・ダウニー・Jr
ジェイク・ギレンホールとロバート・ダウニー・Jrが
出演するというので楽しみにしていた映画の一つです。
ま、実話を題材にしたものはこんなもんでしょうな。
(あらすじ)
1969年7月にカリフォルニアで男女が射殺される
事件が起きる。
その後サンフランシスコの新聞社に
ゾディアックと名乗る男から犯行声明が送られてくる。
記者のエイブリーと漫画家のグレイスミスは
この事件を調査するが・・・・・。
『コールドケース』や『クリミナル・マインド』などの
海外ドラマなら犯人が捕まって大団円となるんでしょうが、
実話がもとになっているので
かなり淡々とすすみます。
事件は古いものなので、科学捜査も発達してなさそうだし
警察間の連携も悪くて、ドラマチックな手がかりも
ほとんど出てくることはありません。
(州を越えているから今ならFBIの管轄になるのかしら?)
作中で『ダーティハリー』が放映されていたのですが、
スコルピオは実際にゾディアックがモデルとなっているようです。
それを踏まえて再見するとまた新たに思うことが浮かびそうです。
実際の事件はフィクションのようにはいきませんね。
あと、警察が犯人だと狙いを定めると
証拠をこじつけようとするのが
色々な冤罪事件を見聞きした後では
ちょっと怖かったです。
『ブラック・ダリア』の時も思ったのですが
犯人は誰か・・・・・明快な答えが出ず
もやもやしちゃうのは未解決事件の実話ならではかも。
>スコルピオは実際にゾディアックがモデルとなっているようです。
そうなんですか!それは知りませんでした。
アメリカでは本当に有名な事件ということですね。
気がかりなのは、この映画(もしくは原作)のせいで容疑者の遺族が嫌がらせを受けてないかといこと。アメリカでもそういうの多そうですし・・・。
半分ドキュメンタリーのような映画だったので
スッキリはしなかったですね。
ある程度は強引にいかないと
犯人を逮捕できないのかもしれませんが
自分の筋書き通りの証拠しか採用しなかったりして
ちょっと気になってしまいました。
(私は逆にあの人の誤字の癖などを知ってる人が
犯人じゃないかと疑ってしまったんですが・・・。)
犯行声明をメディアに送りつけた初の犯罪者らしいです。
捜査に行き詰った警察は映画館にゾディアックが
現れることを期待して張り込みまでしたのだとか。
容疑者・・・すごく詳しく描かれていましたよね。
本名なんでしょうか?
似顔絵も公開されてるようですし、
容疑者の関係者はすごく非難されてそうですよね(>_<)
この映画は、なんだか手に汗握りそうですね。
海千山千のずる賢い犯人を自白に追いこむ為には
多少のかけひきや脅しに近いものは必要なのかもしれませんが
その相手が無実で弱い人だったら・・・・と思うと
とてもつらくて怖いですよね。
途中は確かに手に汗握るんですが、
いかんせん未解決事件なだけに
ラストはちょっともやもやしてしまいます。
ちょっとお久しぶりですネ。
この映画、鑑賞しました。
「遠い空の向こうに」の彼が、この映画でも頑張っていて嬉しかったです。ロバダウさんは特に活躍もなかったような???
事件の事より、それを追う人々の、普通の生活などが描かれていて良かったです。
最後の字幕でも、その人に違いないような事を書いていたけど、本当の事は分からないからね〜!
バカー!って思ったのは、天国に行ってから奴隷にする件で、自分が天国に行けると思っているなんて、おめでたい犯人でした♪
お久しぶりです。
これは私にしては珍しく映画館で予告をみたのですが、
ロバダウさんとジェイクくんがコンビを組んで
謎に挑むという作品だと誤解していました。
99%怪しくても証拠がなければ
ただの憶測でしかないんですよね。
ああいう書き方をすると犯人だと信じる人はいそうですが。
キリスト教では死刑囚でも最終的には
全ての罪を許されていたような気がします。
(タイトルとかは思い浮かびませんが、
何かの映画でそういう場面を見たような・・・。)
遺族にとってはたまりませんけどね。