チェンジリング 原題:CHANGELING
製作2008年 アメリカ 監督:クリント・イーストウッド
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコビッチ
子を持つ親としてはこのお話が実話だと言う事に
とっても驚きます。
イーストウッド監督はいつも
心を揺さぶる作品をつくるお人ですね。
今回も最初から最後までずっと
目が離せませんでした。
(あらすじ)
1928年のロサンゼルス。シングルマザーの
クリスティン・コリンズは9歳の息子ウォルターと
幸せに暮らしていた。
ある日ウォルターが行方不明になり、
半年後に見つかったと知らせが入る。
駅に迎えにいったクリスティンは
全然知らない少年を「ウォルターだ」と言われ
愕然とするが・・・・・。
この当時の警察が(全部ではないとしても)
こんな能力で仕事をしていたのだとしたら
本当に恐ろしい事です。
母親が我が子を間違えるだなんて
どうしてそんな事を誤魔化せると考えたのか・・・。
どうしようもなくなれば、権力を行使して
邪魔な存在は握りつぶせばよいなんて
怖すぎです!!!
嘘に嘘を重ねてその場をしのごうとする警部に
強い怒りを感じました。
そして、愛する息子のため必死で耐え抜いた
強い女性クリスティンは素晴らしいと思います。
でも、あきらめない心は素晴らしいと思いますが、
こういう事態のときはいつ、どのように
心に折り合いをつけたらいいんでしょう・・・・・
傍から見ているだけの、何もできない者としては
彼女の強さが見ていてつらかったです。
うちには息子が3人いますが、
3人のうちどの子が欠けてもダメなんです。
本当にこんな悲しい事件が起きたなんて
胸が張り裂けそうでした。
そういう理由で、もう、「蛍の墓」は苦し過ぎて見れません....
「ほたるの墓」もそうですが、実話だと言う事に
ショックを隠せません。
幼い子供たちが犠牲になる事件が
少しでも少なくなるように・・・と祈るばかりです。
衝撃的で怒りさえ覚えてましたし、涙ぐみながら見ました。
妻は感受性が豊かな面もあってか顔を覆って号泣し「とても見ていられない」と言いながら見ていました。
とても苦しくなってしまう作品ですが、色々と考えさせられます。
何気ない毎日がとてもありがたいものだと再認識しましたし、人の欲・保身は恐ろしいとも感じました。
我が家にも子供がいますので、失うなんて想像もつかない!
今、子供と普通に生活できていることに改めて感謝です!!!
コメントありがとうございます。
実話だという事が驚きですよね。
守ってもらえるはずの国家権力に
切り捨てられてしまったらゾッとしますね。
本当に何気ない日々を過ごせる事が一番の幸せですね。