2010年10月26日

「その一瞬」を切り取るセンス


アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生
原題:ANNIE LEIBOVITZ: LIFE THROUGH A LENS
製作2007年 アメリカ 監督:バーバラ・リーボヴィッツ


何度か見ようと思いつつもスルーしていた作品です。
実はちょっと前のブログDEロードショーに
選ばれた事を知り、見てみることにしました。


アニー・リーボヴィッツ・・・・日本では
なじみのない名前かもしれませんが
(私も名前を聞いただけではピンときません。)
「ローリング・ストーン」や「ヴァニティ・フェア」
「ヴォーグ」といった雑誌のカメラマンであり
暗殺数時間前のジョン・レノンの写真や
デミ・ムーアの妊婦ヌードなどどこかで写真を
見たことがある人は多いと思います。
そんな彼女の半生を追った映画・・・・
監督は実の妹さんらしいです。

写真というのは止まる事なく流れ続ける時間の
一瞬、一瞬を切り取る作業であり
同じようにシャッターを切ったはずでも
光の加減、ピントなどで
全く違う作品になってしまうと思います。
(私が撮った子供の写真ってば
なんとピンぼけ写真の多いことよ・・・涙)
アニーの切り取る一瞬はとても素晴らしく
本当に絵画のような美しささえ感じました。

誰でも写真を撮られると緊張すると思いますが
写真を撮られている事すら忘れさせると言うのも
アニーの才能の一つだと思いました。
後半の「作られた」写真もとってもキレイで
写真集が欲しくなったほどです。

残念だったのは、彼女の光り輝く才能や
素晴らしい部分はよくわかったけれど
暗い部分、苦労したところが
今ひとつ響いてこなかったのです。
「レンズの向こうの人生」という事ですが
たくさんの写真は見ましたが、
「人生」を感じる事は私にはできませんでした。

肉親だからこそよく見える部分があるし、
肉親だからこそ無意識のうちに
見ていない部分があるのかもしれませんね。


ま、機会があれば
いつか写真集を見てみたいです。




posted by マミイ at 22:56| 大阪 ☀| Comment(8) | TrackBack(1) | 実在の人物・事件が元ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
確かに身内が撮っているということで、彼女のすべてを客観的に・・・というわけにはいかなかったみたいですね。作品をたくさん見せている間がいちばん面白かった気がします。
個人的には”作られた”写真より、何気ない日常を切り取った写真の方が好きかなぁ。

>私が撮った子供の写真ってば
なんとピンぼけ写真の多いことよ・・・涙

わたしもピンぼけばっかりですよ〜!
その度に「リーボヴィッツのように努力しよう」と自分を奮い立たせるんですが、結局はカメラの性能に頼ってしまうという・・・あはは。
Posted by 宵乃 at 2010年10月27日 10:55
こんにちは☆

ご覧になったのですネ!
1月の企画の作品で、今まででただ一つの「主宰者の未見作品」でした。

>「レンズの向こうの人生」という事ですが

このレンズの向こう、という言葉の意味が何なんだろう?と、意見が盛り上がりました。
私としては、アニーと被写体の間にはカメラが(レンズも)あるけど、この場合、アニーと私たち鑑賞者(映画館で・DVDで)の間にもあるカメラ(レンズ)の事で、私たちがそれを通してアニーの人生を見る・・・という感じではないかしら?・・・と思ったのですが、色々な意見がありました。

>たくさんの写真は見ましたが、
>「人生」を感じる事は私にはできませんでした。

私は終わりの方の愛する人の他界前後が、ココで言う人生(の一部)かな?と思ったのですが・・・
またお時間があったら、皆さんの感想を読んでやって下さいね。

あと、彼女の写真は、たまに、新聞一面広告とかでも見かけますよ〜。
Posted by miri at 2010年10月27日 17:40
こんばんは。
これは例の企画で見ました。

失礼かもしれませんが、マミイさんとは感想の方向性が近いな、
と思うことが、これまで結構あります。
ボクもこの作品、ツッコミが甘いなと感じたんですよね。
全体的には面白かったですけど。
麻薬の話とか、家族として触れたくないのは分りますが、
だったらスパッと無視すればいいのにと思ったり。

というわけで、いまだにちょっと謎の映画です。
Posted by ケン at 2010年10月27日 23:51
宵乃さん、こんにちは。

たくさんの写真、その写真からでてくるパワーに圧倒されました。
上映時間が短いのもあって、あっという間に終わってしまいました。
なので、私の中ではやや不完全燃焼気味なのです。

何気ない表情をカメラにおさめるのって難しいですよね。
素晴らしい才能だと思います。
(うちの長男なんてカメラを向けると
わざと変な顔ばかりしてる時期がありました。)
Posted by マミイ at 2010年10月28日 03:06
miriさん、こんにちは。

とても興味深い映画でした。
(だからこそ、残念に思いました。)
未見でこの映画を選ばれるとは
素晴らしい眼力だと思います。

私はレンズの向こう=アニー
レンズのこちら側=被写体だと思ったのですが
なるほど、こちら側が私たちという視点もあるのかもしれませんね。

「レンズの向こうの人生」を描いてるはずなのに
私が興味を持ったのはレンズのこちら側、写真だけだったんです。
作品に興味をもたれるという事は芸術家としては
いい事だと思うのですが、
この映画が伝えたかった事としてはどうなのかな?
・・・と終わった後でもやもやしていました。
(写真ももちろん彼女の人生の一部ですけど。)
愛する人の他界や子供との事など彼女の私生活は
私にとってはなんだか歴史年表のように
事柄だけでサラ〜っと流れていってしまったんです。

で、彼女の作品は新聞広告にも使われているんですか!?
いや〜、全く知りませんでした。
本当に超有名なビッグなお方なんですね。
Posted by マミイ at 2010年10月28日 03:19
ケンさん、こんにちは。

>マミイさんとは感想の方向性が近いな、
>と思うことが、これまで結構あります。
失礼どころか、光栄の至りですよ!
いや〜、とっても嬉しいッス♪
ケンさんのブログ、こっそりお邪魔して
ステキな文章に酔いしれているんです。
(だったら、コメント書けよって話ですが。
すみません。)

私もこの映画、おもしろくって
あっという間に終わってしまいました。
おもしろかったからこそ、ここで終わっちゃうの!?
って思いがとても強く残ってしまったんです。
ツッコミが甘い・・・正しくその通りだと思います。
Posted by マミイ at 2010年10月28日 03:24
おはようございます☆
私の記事を見つけてくれて、有難う〜☆
コメントとっても嬉しかったです!
皆さんの記事も良かったらおいおい・・・ね。
時期は違っても、同じ映画を楽しめて、仲間って感じアリアリです☆

ところで、今月も「ブログ DE ロードショー」 のご案内に参りました。

作品名:『遠い空の向こうに』 
(1999年・アメリカ製作作品 監督はジョシア・ジョンストン)です。

今月の、この作品を選んでくださったのは、 「ピエロと魔女 」 の たそがれピエロさんです。
(たそがれピエロさんは、この企画に第6回目から参加して下さっています☆)

選んで下さった理由は

選定理由

1・実話に基づいている映画で一番好きだから。
2・いつ観ても夢と希望を持てる映画だから。
3・(たそがれピエロさんご自身が)理系へ進むきっかけになった映画だから。
4・時季的にもちょうど良かったので。

 ・・・との事です。

鑑賞日は11月5日(金)〜7日(日)の三日間です。
(お忙しくてご都合の悪い場合は後日でも結構ですよ〜!)
(この日程より早めには見ないでね☆)

是非、皆さんと、一緒の時期に、同じ映画を見て、ワイワイ言い合いたいと思います。
(感想・レビューは強制ではありません)

この作品DVDは、まぁまぁ多くのレンタル屋さんに、あると思います。
ご一緒に楽しみましょう〜♪
Posted by miri at 2010年10月29日 07:33
miriさん、こんにちは。
次回のお知らせありがとうございます。

『遠い空の向こうに』は私も好きな作品です。
普通に自分一人で再見するよりも
ブログDEロードショーとして再見する方が
新たな発見がたくさんできるので
とっても楽しみです。
Posted by マミイ at 2010年10月29日 22:29
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映画「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」観た
Excerpt: 製作:アメリカ’07 監督:バーバラ・リーボビッツ ジャンル:ドキュメンタリー/アート1970年にローリング・ストーン誌の写真を撮
Weblog: 忘却エンドロール
Tracked: 2010-10-27 10:58

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