サンシャイン・クリーニング 原題:SUNSHINE CLEANING
製作2008年 アメリカ 監督:クリスティン・ジェフズ
脚本:ミーガン・ホリー
出演:エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、
アラン・アーキン、クリフトン・コリンズ・Jr
ブログ『そのスピードで』のケンさんオススメの映画です。
エイミー・アダムスはこれまた主人公のイメージにピッタリ。
ある時はキラキラプリンセス、そしてまたある時は
前向きなワーキングウーマン。
そして今回は・・・・・。
(あらすじ)
ローズは高校時代はチアリーダーだったが
30代の今は未婚の母で元カレと不倫中。
妹のノラもバイトを転々としており
いまだに父と同居中。
そんな2人が一獲千金を狙い
事件現場の清掃業を始めるが・・・。
エイミー・アダムス、今回はドツボにはまってる
女の役です。
一度栄光を浴びた人間はいつかはその地位に
返り咲きたいと思ってるんでしょうね。
そんなセリフは一っ言もなかったですが、
見栄や焦りなど色々なものを感じました。
素晴らしい演技力です。
不倫相手に遊ばれていても、一心に尻尾ふっちゃう
ダメ女なローズ。
ダメ男には割と寛容な私ですが、自分の事は棚に上げて
(無意識のうちにですが)人より優位に立とうとする
ローズは苦手なタイプでした。
『リトル・ミス・サンシャイン』と同じ制作会社で、
アラン・アーキンも出てるし
タイトルに「サンシャイン」がつくし
どっちも家族の再生がテーマだけれど、
全然切り口が違います。
(そういえば、アルバカーキもチラッと出てきました。)
ま、私は「サンシャイン」というと
「地獄のローラー」を思い浮かべるキン肉マン世代ですけど。
リンクまで張っていただき、ありがとうございます!
>一度栄光を浴びた人間はいつかはその地位に
>返り咲きたいと思ってるんでしょうね。
>そんなセリフは一っ言もなかったですが、
>見栄や焦りなど色々なものを感じました。
美人でマジメで、(妹以外の)他人にも優しいのに、
でもちょっと嫌な女なんですよね。
セリフに出さなくても、ビシビシ伝わってきました。
エイミーは、三十三歳でようやく売れた苦労人なので、
こういう役をやらせるとリアルです。
ダメ女だと思いつつも、このほろ苦い感じが好きかな。
ローズは優しいんだけど、どこか人を見下したところが
あるんだと思います。
妹ノラの世話も私がしてあげなくちゃ!と
使命感に燃えてるんですよね。
ノラが頼んだわけじゃないのに。
ローズは嫌な女で苦手なタイプなんですが、
エイミー・アダムス自身はますます好きになりました。
(時々役柄と本人がマッチしすぎていて
役者本人まで苦手になっちゃう時があります。)
女性はダメ男には寛容ですが、
ダメ女には厳しいかも。(笑)