リトル・ミス・サンシャイン 原題:LITTLE MISS SUNSHINE
製作2006年 アメリカ
監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
脚本:マイケル・アーント
出演:グレッグ・キニア、トニ・コレット、
スティーブ・カレル、アラン・アーキン、
ポール・ダノ、アビゲイル・ブレスリン
それぞれに問題を抱えていてバラバラの家族
・・・・っていうのは問題の大小はあれど
どこの家庭でもよくある出来事だと思います。
この家族はぶっとんじゃってて、すんごい事になってました。
(あらすじ)
アルバカーキに住むフーバー家は問題が山積する家庭だが
愛娘オリーブが憧れのミスコンに出場が決まった。
一家はおんぼろミニバスに乗って
カリフォルニアへと向かうが・・・・・。
勝ち負けに固執する父、一言も話さない兄、
暴言吐きまくりでヤク中の祖父、ゲイで自殺未遂をした叔父に
囲まれていながらも愛らしく成長しているオリーブ役を
アビゲイル・ブレスリンがかわいく演じていました。
もっとブチャイクちゃんなのかと勝手に想像していましたが
地方のミスコンで2位になったという設定でした。
みんなそれぞれ問題があり苦悩している家族、
なかなか味のある俳優陣で見ごたえがありました。
私のイチオシはお兄ちゃんですね!
お兄ちゃんが挫折しかけて家族が空中分解しかけた時に
妹が兄を説得しようとするシーンがあるのですが
あそこのシーンが兄妹の絆が感じられて一番好きですね。
うちもこれから先、親との関係がどうなろうと、
兄弟は仲良しのままでいてほしいです。
あと、ワーゲンのおんぼろミニバスがかわいいのです。
この家族の象徴とも言える存在です。
おんぼろでギアが壊れていたって
家族全員で押していけばエンジンがかかるんです。
一番大事なのは家族の絆なのです。
クラクションが壊れてなりっぱなしでも
愛すべき存在でした。
勝ち負けは確かに大事だし、一番を目指して頑張る事は
悪い事ではないですが、勝ち負けにこだわってばかりいると
大事なものを見失っちゃうよってメッセージが
伝わってきました。
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お兄ちゃんの肩に寄添うシーンは名場面だと思います。(描こうかと思っていたけど、挫折しました・・・)
>この家族の象徴とも言える存在です。
おんぼろでギアが壊れていたって
家族全員で押していけばエンジンがかかるんです。
そうですよね〜、あのバスを押すシーンは何度も出てくるけれど、じわじわきました。ラストのバスに乗り込むみんなの表情が素敵です。
破産してたって大丈夫って思えますよね(笑)
オリーヴちゃんはかわいいですね。
アメリカ人の子供って成長が早いので
(『私の中のあなた』のアビゲイル・ブレスリンには
大人っぽさの片鱗が感じられました。)
この頃のアビゲイルはとってもキュートでした。
兄妹愛もよかったですよね。
しつこすぎず、あっさりすぎず・・・
お兄ちゃんはしゃべらないけれど、
妹の事をちゃんと考えていてステキでした。
移動の車が普通だったら、
ここまで感動しなかったかもしれません。
あのバスを大事にしていってほしいです。
・・・・・私は乗りたくないですけど。(笑)