2010年09月03日

信念を貫く


セルピコ 原題:SERPICO
製作1973年 アメリカ 監督:シドニー・ルメット
原作:ピーター・マーズ
脚本:ウォルド・ソルト、ノーマン・ウェクスラー
出演:アル・パチーノ


『ゴッドファーザー』でマフィアを演じきった
アル・パチーノが今度は清廉潔白な警官役をした
映画です。

(あらすじ)
NYの麻薬捜査課の刑事セルピコが銃撃され
病院に運ばれた。
彼は同僚の警官から疎まれる存在であった。
なぜ彼がそうなったのか、彼が警察学校を
卒業した時から物語は始まる・・・・・。


セルピコという人は実在の人物で
汚職まみれの警察を告発した勇気ある人です。
同僚数人だけでなく、周囲の警察や上層部まで
腐敗が進んでいる組織の中で
孤立しながらも自分の信念を貫くセルピコは
すごいと思いました。

夢を持ち、晴れて憧れの警察官になれたのに、
そこは思い描いていたのとは全く違う世界だった
・・・・・セルピコの哀しみは想像以上だと思います。
私生活がボロボロになるのも仕方がないと思います。
警察から逃げ出しても後悔するし、残っても未来はない、
恋人として何とかしてあげたくても何ともできなくて
もどかしい思いが募りついケンカしてしまう
・・・・・状況さえ違えば幸せなカップルだと思いましたが
あの時は別れるしかなかったと思いました。
どちらが悪いということもないと思います。

それにしても、、眼光鋭いアル・パチーノは
意志の強い役が似合いますね。
posted by マミイ at 10:43| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 実在の人物・事件が元ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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