2010年08月19日

キミがいるから大丈夫!

BRIDGE TO TERABITHIA.jpg
テラビシアにかける橋 原題:BRIDGE TO TERABITHIA
製作2007年 アメリカ 監督:ガボア・クスポ
原作:キャサリン・パターソン
脚本:ジェフ・ストックウェル、デビッド・パターソン
出演:ジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ


孤独を感じてる人にぜひ見てもらいたい映画です。
原作が読みたくなったけど、小1に読み聞かせるには
まだ早いかなぁ・・・・・。

(あらすじ)
ジェスは学校でいじめられ、家の中でも姉妹にはさまれ
疎外感を感じていた。
唯一の楽しみは絵を描くことだけ。
ある日ジェスの隣の家にレスリーという少女が
引っ越してきた。
風変わりで自由奔放なレスリーにひっぱられ
ジェスは彼女と空想のテラビシア王国を作り出し・・・。


孤独を感じたことのない人間はいないと思いますが、
大勢の中で感じる疎外感、孤独感ほど悲しいものは
ないと思います。
どこにも逃げ場がなく腐っていたジェスを救ったのは
レスリーでした。

自分だけの世界を作って閉じこもるのではなく
自分を解放できる場所があるというのは
とっても幸せなことです。
空想するのは悪いことではありません。
ジェスもレスリーと出会ってから他の人に対しても
ちょっとずつ変わっていきました。


今の世の中は自殺したり、親を殺したりと
悲しい事件がたくさん起こっていますが
学校や家だけが世界の中心ではない事を
知ってほしいです。

2014.06.04 追記
原作を読破したのと、先月のブログDEロードショーが
ファミリー企画だったのとちょうどタイミングがあったので再見しました。
(ネタバレありなので、注意してください。)


原作のあとがきに書いてあったのですが、
この映画の脚本は原作者であるキャサリン・パターソンの息子である
デビッド・パターソンが書いているそうです。
実際にデビッドが小さい頃に友人の女の子が雷にうたれてお亡くなりになっており
そのつらい経験から、この物語がうまれたそうです。
そして、それを乗り越えてデビッドが脚本を書いたというのが
更に胸をうちました。


ジェスがレスリーを失ってしまったことを受け止める事ができなかった事が
原作にはもっと詳しく描写されていました。
姉たちは「私だったらもっと悲しむわ。」とか好き勝手言うし、
妹のメイベルも「本物の死体を見た?」とか無邪気に聞いてくるし
・・・・・すごくリアルに感じました。

原作ではレスリーを失った後の父子関係にじ〜んとしたのですが、
映画では日常の父から感じる疎外感・・・・・
寝る前に妹たちには優しく声をかけ、布団をかけているのに
自分には「もう寝ろよ。」と厳しく一声だけかけられて・・・・
そういう細かいところの描写にはっとさせられました。
この辺が母親であるキャサリンの原作と
息子であるデビッドの脚本の違いなのかもしれないと興味深く感じました。


とにかく、レスリーとジェスが一緒に走るだけでとても楽しそうで
一緒にいるだけで別世界に行ってるんじゃないかなって思いました。
失ったものはあるかもしれないけれど、
心まで奪う事は誰にもできません。
むしろ、心の中では永遠なのかもしれません。
そこで時が止まってしまうのではなく、一緒に成長していくのでしょうね。
悲しみは忘れても、その存在や思い出は忘れなくてもいいのです。


posted by マミイ at 18:09| 大阪 ☀| Comment(8) | TrackBack(3) | 冒険・ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

この作品は、単に空想世界へ逃げるだけではでは、そこでの出来事を通して、現実世界でも少しずつではありますが、変えることが出来たことが素晴らしいと思いました。

悲しい事件もありましたが、ジェスには乗り越えていって欲しいと思います。
ラストのマミイさんの解釈はとてもいいと思います。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
Posted by 白くじら at 2010年08月19日 22:41
白くじらさん、こんにちは。
トラックバックもありがとうございます。

そうなんですよね。
現実世界での人との関わり方が変わっていったのが
印象的な映画でした。
いじめっ子の男の子達は変わらないけど
その他の人たちがいかに自分の事を思っているかを
ジェスが気がついてくれてよかったです。

あの事件が悲しかったので
原作を読むのをためらっちゃいました。
本当にジェスには乗り越えてほしいです。

Posted by マミイ at 2010年08月20日 08:05
>自分を解放できる場所があるというのはとっても幸せなことです。

そうですよね〜。レスリーに引っ張られて、空想世界で自分をさらけ出せるようになっていく変化が、確実に現実での彼にも現れているのが、映画的に心地よかったです。

彼らが空想の世界に引き込まれていくように、見てる側も自然と彼らの目線で観られるのが素晴らしかったと思います。

あと、どうでもいいけど”テラビシア”って何か由来があるのかな?語感だけ?
もし原作にあったら教えて下さいね。
Posted by 宵乃 at 2013年03月03日 10:42
宵乃さん、こんばんは。

>確実に現実での彼にも現れているのが、映画的に心地よかったです。
現実世界でも自然と変わる事ができるっていうのが
本当にすばらしいです。
ほんのちょっとの受けとめ方の違いなんですけど、
自分一人だけでそれに気づく事はとっても難しいですもんね。

>あと、どうでもいいけど”テラビシア”って何か由来があるのかな?語感だけ?
確か、白くじらさんの記事に由来が書いてありました。
ナルニア国物語に出てくる島が由来みたいです。
Posted by マミイ at 2013年03月03日 18:59
>〜この辺が母親であるキャサリンの原作と
息子であるデビッドの脚本の違いなのかもしれない

なるほどと読ませていただきました。
母親の客観的視点とデビッドさんの実際に感じていた事などが盛り込まれて、あの作品が生まれたんですね。
本人が脚本を書いたと言うのも驚きましたし、多くの方の心を掴んだのも納得です。

>レスリーとジェスが一緒に走るだけでとても楽しそうで一緒にいるだけで別世界に行ってるんじゃないかなって思いました。

イラストからも伝わってきます♪
この二人の世界は永遠に続きそうですね〜。
二作品目もご参加ありがとうございました!
Posted by 宵乃 at 2014年06月04日 10:58
マミイさんお久しぶりです。時々覗かせてもらっていましたが、原作を読んだら教えてと返信してから長く経ってしまいました。
ふんわりとした筆遣いのタッチが、"キミがいるから大丈夫!"とのフレーズと相まってなかなか素敵です。

>脚本は原作者であるキャサリン・パターソンの息子であるデビッド・パターソンが書いているそうです。
実際にデビッドが小さい頃に友人の女の子が雷にうたれてお亡くなりになっておりそのつらい経験から、この物語がうまれたそうです。

そうだったのね・・・。

やはり私の感想通りジェスは表現する仕事に就いたのですね。辛い経験を想いだして描くというのはとても大変なことでしょうが、成し遂げたことで友人だった女の子が息を吹き返し、彼女を知らなかった人々の心に届き、励まされる人が大勢いたはずですもの。
それを母と息子と組んでやり遂げるとは素晴らしい!

>母親であるキャサリンの原作と
息子であるデビッドの脚本の違いなのかもしれないと興味深く感じました

読みたくなって私も先ほど図書館へ予約しましたよ。
久しぶりにTBするので不安ですが送ってみます。私にもマミイさんのを頂戴ね!
Posted by しずく at 2014年06月04日 12:25
宵乃さん、こんばんは。

>本人が脚本を書いたと言うのも驚きましたし、多くの方の心を掴んだのも納得です。
共同執筆のようなので、どこまで書かれたのかはわかりませんが
それでも胸を打つのは真実味を感じるからなのでしょうね。

>イラストからも伝わってきます♪
>この二人の世界は永遠に続きそうですね〜。
>二作品目もご参加ありがとうございました!
本当にナイスコンビな二人でした。
もう少し大きくなると恋愛とか複雑な感情が入ってくるのですが
今はそんな事お構いなしに純粋にお互いの存在を愛おしんでいるのが伝わってきてよかったです。
いい再見の機会を与えてもらって
こちらこそ、感謝です!
いつも、まとめてくださってありがとうございます。
Posted by マミイ at 2014年06月04日 18:01
しずくさん、ご無沙汰しております。
年度末くらいから仕事が増えつつあって
自分のブログの更新もままならない状態です。
不義理ですみません。

トラックバックもありがとうございました。
無事に届いてました!!

>成し遂げたことで友人だった女の子が息を吹き返し、
>彼女を知らなかった人々の心に届き、励まされる人が大勢いたはずですもの。
本当にそうですね。
背景を知らない頃から感動を与えてもらっていましたが
裏にある事情を知って、更にこの作品が好きになりました。
しずくさんの記事からも
私に原作を読むきっかけをあたえてもらったんです。
とても感謝しています。
Posted by マミイ at 2014年06月04日 18:27
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