カプリコン・1 原題:CAPRICORN ONE
製作1977年 アメリカ 監督:ピーター・ハイアムズ
脚本:ピーター・ハイアムズ
出演:エリオット・グールド、ジェームズ・ブローリン、
ハル・ホルブルック
今回のチョイスは白くじらさんに誘われたイベント
「ブログ DE ロードショー」の記念すべき
1周年目に選ばれた作品です。
(イベント自体は第11回目になるそうです。)
今まで気になっていたイベントなのですが、
やっと参加する事ができました。
(あらすじ)
米国初の有人火星探査機カプリコン1の打ち上げ間近。
カプリコン1に意気揚々と乗りこんだパイロット達は
突然船を下りるよう命じられ、軟禁状態に。
そして、苦楽を共にしてきたはずのケロウェイ博士から
驚くべき計画を聞かされたのであった・・・・・。
いや〜、ビックリしました。
打ち上げ直前でドキドキしていたら、大変な事になってて。
装置に重大な欠陥が見つかり、それをごまかすために
「じゃあ火星に行った事にしようか。」・・・なぁんて。
関係者は妙案だと思ったのかもしれませんが、
築きあげてきた地位を守るためには
他の人の夢などは些事だと思われてしまうのでしょうか。
突如として夢を踏みにじられたパイロット達の
悲しさを思うと胸が痛くなります。
(これがあるだけに、終盤のパイロット達の苦労も
観てて余計につらかったです。)
みんなの憧れの存在であるパイロット達ですが、
大いなる陰謀の中ではなす術がないのです。
特に自分ひとりの問題ではなく、
彼らには背負っている家族がいます。
家族を人質にとられたら、誰がはむかう事など
できましょうか。
パイロットだけでなく、その家族との交流も
描いているのがグッときました。
子供の前では胸をはって生きていきたいですよね。
ケロウェイ博士演じるハル・ホルブルックは
とてもシブくって素敵でした。
悪い人なんですけどね・・・・・・。
余談ですが、「カプリコン・1」なので
「カプリコン・2」とか「カプリコン・3」が
あるのかと勝手に思っていました。
宇宙船の名前だったのですね。(汗)
私は「映画鑑賞の記録」というブログのmiri(みり)と申します。
白くじらさんからご紹介頂いて、お邪魔させてもらっています。
ブログDEロードショーの言いだしをさせていただいて、
皆さまのレビュー等を記録の記事(URL)にリンク保存させて頂いています。
もし宜しかったら、マミイさんのこの記事を、その記録にリンクさせて頂けないでしょうか?
ご了承いただいてから、させていただきたいと思います。
今回はご参加・レビューをありがとうございました。
>突如として夢を踏みにじられたパイロット達の
>悲しさを思うと胸が痛くなります。
本当にそうですネ・・・この映画男性目線とは違う部分を、私たち女性目線で見ると「もの悲しい家族のお話」という事になりそうですネ。
初めてで、長々と申し訳ありません。
それでは、宜しくお考え下さいませ〜♪
気に入っていただけたようでよかったです。(^^)
>子供の前では胸をはって生きていきたいですよね。
まさにおっしゃられている通りですね。
決してついてはいけない嘘、しかしその嘘をつかなければ家族の命が…サスペンスやアクションに隠れがちになっていますが、こういう家族愛も描かれているところがよかったです。
ハル・ホルブルックは渋いですが憎たらしい!でもそう感じさせるところが名優たる所以でしょうか。
確かに最後の1は…でも、続編はございません。
トラックバックさせていただきました。
コメントありがとうございます。
私は普段古い作品ばかりを観ていて
みんなと同時期に見ることが皆無ですので
こういう風にお互いに印象が残ったまま
感想を語り合えるというのがとても嬉しいです。
よくぞ提案してくださいました!
素晴らしいアイデアです。
私の拙い記事までリンク保存していただけるのですか?
ありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。
家族が足かせになる部分もあるけれど
家族がいるからこそ、生き延びようとする
執念を感じました。
(特に蛇を・・・・・するシーン)
男と女では注目するところが違うかもしれませんね。
本当にお誘いありがとうございました。
本作は元々気にはなっていたので、
いつかは自主的に見ていたかもしれませんが
こうやって印象が残ったまま
皆さんと語り合えるのが嬉しいです。
嘘も方便・・・では済ませられない嘘でしたね。
パイロット達の心の葛藤に胸が痛みました。
ハル・ホルブルックは雰囲気からして
憎たらしかったですね。(笑)
セリフがなくてもキャラを説明できるのは
すごい事だと思いました。
「・1」は作中のケロウェイ博士の願いなのでしょうね。
この計画を成功させて2,3・・・と
次々と打ち上げる予定だったのかもしれませんね。
ブログdeロードショーでは、鑑賞のみで参加させてもらってます。どうぞよろしく!
>突如として夢を踏みにじられたパイロット達の
悲しさを思うと胸が痛くなります。
ほんとにそうですよね。
宇宙パイロットとして培った能力・精神力を、嘘や逃亡に使わなければならないというのも哀しいです。
>「・1」は作中のケロウェイ博士の願いなのでしょうね。
この計画を成功させて2,3・・・と
次々と打ち上げる予定だったのかもしれませんね。
おお!確かにあの博士も夢を追っている人ですからね。冷酷でしたが、こういう部分だけみると憎めないかも。
道を誤ったとはいえ、彼らを苦しめるのは内心苦しかった・・・と、せめて考えたいところです。
コメントありがとうございます。
ブルーベイカー船長の家だったか忘れましたが、
壁にかけられた写真のうちで
船長と博士が微笑んでいるものがあるのです。
その笑顔が印象的で、心底悪い人には見えませんでした。
「二番じゃダメなんですか?」とか言われたか
どうかは定かではありませんが、(笑)
火星探査計画が仕分けされてしまいそうで
博士も必死だったのかもしれません。