2010年06月08日

お国が違えば


12人の怒れる男 原題:12
製作2007年 ロシア 監督:ニキータ・ミハルコフ
脚本:ニキータ・ミハルコフ、ヴラディミル・モイセイェンコ、
アレクサンドル・ノヴォトツキイ=ヴラソフ
出演:セルゲイ・マコヴェツキー、ニキータ・ミハルコフ


シドニー・ルメットの『十二人の怒れる男』のロシア版リメイクが
出たというのでずっと観たかった作品です。
お国が違えば、状況が違う・・・・・
ただのリメイクではなく、興味深かったです。

(あらすじ)
ロシア人の元将校である義父を殺したチェチェン人の青年の
裁判が開かれた。
評決は陪審員の全員一致が原則。
全員有罪ですぐに終わると思われたが、一人の陪審員が
無罪を主張した・・・・・。


出だしはルメット監督と同じですが、
裁判所が改築中だからと隣にある学校の体育館が
討論を行う場になったり、
陪審員が自分の身の上話を延々とする・・・・など
ロシアの事をほとんど知らない私は
軽〜いカルチャーショックを受けました。
こういうお国柄なんでしょうね、きっと。

裁判員制度・・・・・日本にも導入されましたが
人を裁くというのはなんと難しいのでしょうね。
本作は人を裁く事の難しさだけでなく
ロシアという国が抱えている問題を色濃く反映しているように
思いました。
被告が有罪なのか、無罪なのかという事だけが
問題ではないのです。
どういう選択をすれば良いのか・・・・難しいです。

あんまり書くとネタばれになってしまいますが、
小鳥は野たれ死するかもしれない自然の中で暮らすのと
かごの中で飼われて暮らすのではどちらが幸せなのでしょうね。
posted by マミイ at 12:19| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 法廷モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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