題名のない子守唄 原題:LA SCONOSCIUTA
製作2006年 イタリア 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ、マッシモ・デ・リタ
出演:クセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド
ジュゼッペ・トルナトーレが監督で
エンニオ・モリコーネが音楽なので、
感動する作品と思い鑑賞しました。
(あらすじ)
北イタリアのトリエステにやってきた東欧出身のイレーナ。
アパートの掃除人という職を得たイレーナは
アパート住人であるアダケル家の家政婦のジーナと親しくなる。
その後ジーナが事故にあい、新しくアダケル家の
家政婦となったイレーナは・・・・・。
イレーナが謎めいていて、その目的も最初は全くわかりません。
まあ、時折フラッシュバックのように挿入されるエピソードの
金髪女性とイレーナが同一人物だと気づくのに
かなりの時間を要した私は他の人より鈍いのですが・・・。(笑)
だんだんと明るみになるイレーナの過去とこの場所に来た目的。
しかし、それがわかっても私には
なんでそこまで・・・・という思いが残り、
感動するというとこには至りませんでした。
エンニオ・モリコーネの音楽も
今回は不思議と胸に響いてきませんでした。
感動よりも哀しさが残る作品です。
同じ監督の『マレーナ』の時もそうだったけれど、
胸に確固たる思いを秘めた女性ってのは強いです。
凛とした美しさがあります。
(監督はもしかして、こういう女性が好みなのかな!?)
クセニア・ラパポルトは見事に演じきっていました。