続・夕陽のガンマン 地獄の決斗
英題:THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY
製作1966年 イタリア 監督:セルジオ・レオーネ
脚本:ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ、フリオ・スカルペッリ、
セルジオ・レオーネ
出演:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、
イーライ・ウォラック
「続」と言っても例にもれず!?続き物ではないです。
主役3人の立ち回りがおもしろく、最後の決闘も
めっちゃドキドキしました!
(あらすじ)
ブロンディはお尋ね者のトゥコと組んで懸賞金詐欺をしている。
ある日ブロンディはトゥコを見限り、砂漠に彼を放り出す。
トゥコは命からがら逃げ帰り、ブロンディに復讐を誓う。
一方その頃、エンジェルアイは北軍から消えた金貨を探して
人を探していたが・・・・・・。
原題では「善玉」「悪玉」「無頼漢」としてそれぞれ
イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、
イーライ・ウォラックをあてはめていますが、
イーストウッドはお尋ね者と組んでるところからして
実はそんなに「いい人」ではないんですよね。(笑)
裏切ったり、騙しあったりという具合に
完全なる信頼関係などない世界です。
それが目先の目標のためにお互い手を組んだり
離れたりするのがおもしろかったです。
お話の背景に南北戦争が絡むのですが、
北軍と南軍、どっちが善か悪かという描き方をしておらず、
そちらも興味深かったです。
リー・ヴァン・クリーフはしびれるほど冷酷無比な悪役が
よく似合ってました。
でも、一番人間くさいのは無頼漢、イーライ・ウォラックです。
彼は必死に生きようとあがいてます。
生きるためにずるい事でもやってのけますが、
なんだか憎めない男です。
放映時間は結構長いのですが、だれる事なく一気に観ました。
エンニオ・モリコーネの音楽がこれまたいいんですね〜〜〜。