2009年07月02日

逃げたくなる時

EL LABERINTO DEL FAUNO.jpg
パンズ・ラビリンス 原題:EL LABERINTO DEL FAUNO
製作2006年 メキシコ・スペイン・アメリカ
監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ギレルモ・デル・トロ
出演:イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、
ダグ・ジョーンズ


肌に絡みつくようなねっとりとした湿気たっぷりの時期に
勝手にダークファンタジー強化週間してます。
重苦しい空気の中重苦しいファンタジーを鑑賞
・・・・・・結構いいかも。

(あらすじ)
スペイン内戦終結後も山間部にてゲリラ戦が行われている頃、
少女オフェリアは臨月の母とともに再婚相手の大尉のいる
山奥へとやってきた。
義父は冷酷で母も体調不良で孤独感を増すオフェリア。
彼女は妖精に導かれ、不思議な迷宮へと足を踏み入れる・・・。


妖精って『ピーター・パン』のティンカーベルみたいに
かわいらしいイメージが一般的ですが、
本作ではかなりダークでした。元々は虫だったし。
でも、ダークでグロい映像なんだけど、
どこかキレイさがあるのです。不思議なことに。
ヤン・シュヴァンクマイエル作品を観た後のためか
今回はこぎれいにまとまった感が少しありました。


現実から逃げたくなる時、誰だってあると思います。
(私の場合はオフェリアほど過酷な環境ではないですが。)
でも、逃げたっていいんだと思います。
ラスト、あれはあれでハッピーエンドだと思った私は
歪んでるのかもしれませんが。

2014.02.17追記
ブログDEロードショーのファンタジー企画の第3弾として再見しました。

新しい父への不安、大好きだけど生まれくる子にかかりきりの母・・・・・
疎外感と孤独で押しつぶされそうな時に見つけた「妖精」は
空想好きな少女オフェリアにとって本当に救いだったと思います。
境遇は違いますが『プレシャス』でも主人公は現実逃避をしていました。
でも、それでいいんだと思います。
逃げちゃダメだっていう人もいますけど、
逃げてもいいんだと改めて思いました。
(逃げてばっかりは・・・・・・ダメかなぁ。難しいですね。)

緑のエプロンドレス?(すみません、ファッションに疎くて
正式名称わかりません)姿のオフェリアは
「不思議の国のアリス」のイメージそのまんまでした。
デル・トロ監督だけでなく
ティム・バートンにしろ、テリー・ギリアムにしろ、
ヤン・シュヴァンクマイエルにしろ、
ダークファンタジー系の人ってアリス大好きな人多いですよね。

再見のはずなのですが、内容はほとんど覚えていなくって
パンが何を企んでいるのか、敵なのか味方なのか
最後までわからなくってドキドキしてしまいました。

posted by マミイ at 17:33| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 冒険・ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マミイさん、ハロ〜♪

これは、紛れもなくハッピーエンドです!
僕が断言するんだから絶対です!!(そうなのか?)

この映画ってどう表現すればイイのかホントに難しかったですよ。
何かファンタジーさが感じられないって言うか、恐怖が先行してましたねぇ。
オフェリアの恐怖を体感してるような?

僕も逃げたい時は逃げてもイイと思います。
こんな不条理な世の中じゃ逃げたくもなりますよね〜。(笑)
Posted by Cuomo at 2009年07月05日 23:13
Cuomoさん、こんちゃ〜♪

ハッピーエンドでしたよね?
あぁ、よかった。
Cuomoさんに賛同してもらえたらそれだけで十分です!

コワいんだけど、すんごくキレイな映像でした。
恐怖を美化すると、こんな風になるんでしょうか?
言葉にしづらい映画でしたね。
Posted by マミイ at 2009年07月06日 09:57
お〜、イラストに吸い込まれそうです!
あの作品のダークで心細くなるような雰囲気が伝わってきます。
パンの表情も本当に何を考えているか見えない不気味さがあってすばらしい♪

>境遇は違いますが『プレシャス』でも主人公は現実逃避をしていました。
でも、それでいいんだと思います。

その作品は未見で観る予定もありませんが(ヘタレ)、逃げなきゃ心が壊れてしまう事だってありますもんね…。
誰もが同じ強さを持っているわけじゃないという事を考えさせられます。

>ダークファンタジー系の人ってアリス大好きな人多いですよね。

アリスの物語って、実際に自分が彼女の立場だったらと考えると、頭が痛くなります(笑)
まさに”とりとめのない悪夢”って感じで、ダークファンタジー好きにはインスピレーションを与えてくれるのかもしれませんね〜。
三作目もありがとうございました♪
Posted by 宵乃 at 2014年02月18日 11:26
宵乃さん、おはようございます。

>お〜、イラストに吸い込まれそうです!
>あの作品のダークで心細くなるような雰囲気が伝わってきます。
ありがとうございます!
お話と一緒で結構暗めの映像が多かったですが
それがまた美しくてひきつけられました。

>誰もが同じ強さを持っているわけじゃないという事を考えさせられます。
そうですね。
そして、「痛み」って検査ではわからないし、
どこまでどれぐらい傷ついているかって
本当に見た目では全然わからないんですよね。
身体の痛み、心の痛み、どちらもやわらげてあげる事ができたらいいなぁと思いつつも
子供を怒りすぎて逆に傷つけちゃってるかもしれない日々をすごしてます(^^;

>実際に自分が彼女の立場だったらと考えると、頭が痛くなります(笑)
>まさに”とりとめのない悪夢”って感じで、
あはは!
前に「不思議の国のアリス」を読んだ時は
意味不明すぎて混乱しちゃって
あまりおもしろく感じなかったんです。
前後のつながりとか、整合性とか全く通用しない世界ですよね。
それを念頭において、また読み返してみたいなぁと思いました。
Posted by マミイ at 2014年02月19日 06:42
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