2009年05月24日

1台の車、それぞれの人生


黄色いロールスロイス 原題:THE YELLOW ROLLS-ROYCE
製作1964年 イギリス 監督:アンソニー・アスキス
脚本:テレンス・ラティガン
出演:レックス・ハリソン、ジャンヌ・モロー、
シャーリー・マクレーン、アラン・ドロン、ジョージ・C・スコット
イングリッド・バーグマン、オマー・シャリフ


外国の人って車を大事に乗り継いでいくイメージがありますが、
まさにこの映画でもそうでした。
ピカピカの新車からスタートし、時を経て走行距離は増え
持ち主を変えていく・・・・・。
それぞれのドラマが素敵でした。

(あらすじ)
年イギリス国務大臣のフリントン侯爵は
結婚10周年の記念に黄色いロールスロイスを買い
妻エロイーズにプレゼントしたが・・・・・。
数年後イタリアで中古車として売られていた
黄色いロールスロイスを購入したのは米国ギャングのパオロ。
彼は婚約者のメイとイタリア観光に出かけるが・・・。
1941年アメリカの富豪ミレット夫人はユーゴスラビア皇太后を
訪れるためにイタリアから黄色いロールスロイスに乗り
出発するが・・・・・。


3人のロールスロイスの持ち主のお話です。
どのお話も女性が魅力的です。うっとりしました。
(あ、女性だけでなく男性も魅力的です。)

お話の中で好きなのは2話目です。
観光旅行なので風景もすごく綺麗だったし。
ジョージ・C・スコット演じるめちゃ怖ギャングの
情婦でありながらアラン・ドロンに恋してしまうシャーリー。
最初に出てきた時は好印象ではなかったシャーリーが
どんどん魅力的になっていくのがよかったです。
日に焼けた褐色の肌に透き通るような青い瞳・・・・・
アラン・ドロンに恋しないほうがおかしいです。
終わり方も素敵で一番グッときました。

音楽もすごくよかったです。
テーマ曲が様々なアレンジで時に優雅で、時に軽やかに、
時に哀しく・・・・と色んな情景にマッチしていました。
テーマ曲を聴いてるだけでいい映画観たなぁ・・・
という気分になれました。


この監督&脚本コンビで『予期せぬ出来事』というのも
観た事がありますが、大人な恋を描くのが上手だと思います。
恋愛ってたとえ成就できなくっても
失望や後悔だけが残るわけではないのですね。
posted by マミイ at 05:41| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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