ショーシャンクの空に 原題:THE SHAWSHANK REDEMPTION
製作1994年 アメリカ 監督:フランク・ダラボン
原作:スティーブン・キング
脚本:フランク・ダラボン
出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン
良い作品は何度観ても素晴らしいですね。
本作は私の大好きな作品の一つです。
(あらすじ)
銀行員だったアンディは妻とその愛人を殺害した罪で
ショーシャンク刑務所に投獄される。
最初はとまどっていたアンディであったが、
調達屋のレッドと徐々に仲良くなり・・・・・。
アンディはつかみどころのない雰囲気で
他の囚人達とは一風違った印象を受けます。
それはアンディが決して希望を捨てなかったからだと思います。
たとえ、どん底にいたとしても、
自分の中での最大限の努力をして
あきらめずに挽回するチャンスを待つ・・・・・
なかなかできることではないです。
また、努力している事を他人に悟らせないのも
アンディの魅力であり、才能の一つなのかもしれません。
刑務所に入ってウン十年・・・・
確かにシワも増え、白髪混じりになっていきますが
あんまり時の流れを感じることはないかもしれません。
でも、壁に貼ってあるポスターを見てください。
リタ・ヘイワースからマリリン・モンロー、
そして20世紀最高のグラマー、ラクエル・ウェルチへ。
時代を代表するセックスシンボル、
こういう小道具の使い方ってステキです。
囚人が殴り殺されても普通であった時代、
それでも長く投獄されていると刑務所の中が恋しくなるのですね。
・・・・・今のように、人権も何もかも守られている時代では
塀の中に帰りたくなる人が続出するのも
不思議ではないのかもしれません。
これはいい作品でしたね。
あの状況で希望を捨てず最後まで諦めなかったアンディに脱帽ですが、その最後までの年月がとんでもない!
この年月を現すのに使われた小道具も光っていましたね。
それにしても、これだけ年月が流れてしまうと出所した人たちの戸惑いもまたかわいそうな話でした。夢見ていた世界での挫折というのは立ち直れないほどなのですね。(T T)
その暗さ故なのか、ラストが信じられないほど明るかった(実際まぶしい)です。(^^)
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
TBありがとうございます。
前に観たときもそれなりに感動はしたのですが、
こんなにも年月が経っていたことに気づきませんでした。
年齢を重ねると新しい環境に馴染むのは
とても困難になりますね。
塀の中に帰りたいと思ってもかなわぬ哀しさ、
それこそが罪を犯した罰なのかもしれませんね。
ラストはステキですね。
風景もすごくよかったです。
レッドとアンディや他の囚人達のエピソードが、様々あり興味深かったです。
日本にも、映画「塀の中の懲りない面々」等があり普段は知る機会の無い刑務所の中や囚人達の生活を知る機会が持てる様に思いました。
アンディは、元々は全くの無実で刑務所に入る事も無かった筈だったのに刑務官達には、アンディの銀行員だった知識が己の利益の為に必要になっていたのでしょうね。
それでも、悪事はいつか露見し裁かれる時が来た…というのが良かったです。
観るたびに発見があるような気がします。
(ただ、私が内容をすぐに忘れちゃうだけかもしれませんが^^;)
この頃の刑務所の中ってひどかったんでしょうね。
罪人だからってひどい仕打ちをしてはいけませんよね。
悪い人が刑務官になったのか、
特権を持って変わってしまったのか・・・・・
どっちにしてもイヤですね。