製作1994年 フランス 監督:クレール・ドニ
脚本:クレール・ドニ
出演:カテリーナ・ゴルベワ、リシャール・クルセ
登場人物が何人か出てくるのですが、
誰も本心をさらけださず、淡々とした視点で描かれた映画でした。
結構大きな事件が起こっているのに、どこかみんな冷めていました。
(あらすじ)
ダイガは女優になるために故郷を捨て親戚を頼り
パリにやってきた。
安ホテルの物置を間借りすることになったダイガは
カミーユという女性の名を持つゲイの青年を見かけるが・・・。
一応ダイガが主人公なのかなぁ???
とにかく無口で(フランス語が堪能ではないという
理由もあるけど)、何を考えているのかわからない女性でした。
でも、女優を目指しているだけにべっぴんさん♪
それとカミーユの兄テオの子供がめっちゃかわいいので
お話とは別の部分で癒されました。
人物の描かれ方がとにかく冷たいです。
ダイガもカミーユもあまり語らないので
なぜ、そんな事をしてるのか?がわからない時が
多々ありました。
ダイガもカミーユもそれぞれ警察沙汰になったりするのですが、
それでも、取り乱すことは全くなく、
まるで他人事のようにとらえてるような感じがしました。
隣人が何をしてるか知らない、
そんな都会の殺伐とした雰囲気が作品中に漂ってました。
他人に冷たいと、自分にも冷たくなってしまうのかも。