水の中のナイフ 原題:NOZ W WODZIE
製作1962年 ポーランド 監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロマン・ポランスキー、イエジー・スコリモフスキー、
ヤクブ・ゴールドベルク
出演:レオン・ニェムチック、ヨランタ・ウメッカ
ジグムント・マラノウッツ
そんなにポランスキー監督が好きというわけではないのですが、
長編デビュー作を観てみることにしました。
(あらすじ)
アンジェイとクリスティーナは倦怠期の夫婦。
ヨットハーバーに行く途中にヒッチハイクの青年を車に乗せた。
青年はヨットにも乗ることになり、
3人は湖上へと旅立つが・・・・・。
マンネリは悪いことばかりじゃないけど、
日常がつまらなく感じてしまいがちです。
不満があってもお互いに言い合うこともなく
ただただ時間が過ぎていきます。
そんな時に偶然であった青年と同じ時を過ごすことで
つまらない日常に異物が入ることにより
凪だった夫婦間に風が吹くことになります。
感情の揺れがヨットの揺れ、湖の気象などに表されていて
モノクロで登場人物がたった3人、ヨットというほぼ密室状態
のシチュエーションでも十分楽しめました。
ヨランタ・ウメッカがステキでした。
見えそうで見えないところとかがセクシーです。
個人的にはメガネ姿もポイントアップ♪
おあずけ状態の生殺しと言う人もいるみたいですが・・・。