ことの終わり 原題:THE END OF THE AFFAIR
製作1999年 イギリス・アメリカ 監督:ニール・ジョーダン
原作:グレアム・グリーン
脚本:ニール・ジョーダン
出演:レイフ・ファインズ、ジュリアン・ムーア、スティーブン・レイ
実は私、今まであまりジュリアン・ムーアの事を
好きではなかったんです。
なんかちょっと神経質そうだし・・・・・。
この映画で彼女のイメージが変わりました。
(あらすじ)
作家のモーリスは偶然にも旧友のヘンリーと再会、
ヘンリーの妻サラが浮気をしているかもと相談され
モーリスは動揺する。
彼はかつてサラと不倫関係にあったのだ。
そしてその関係は突然終わってしまった。
嫉妬にかられたモーリスは私立探偵を雇い
サラの身辺を探るが・・・・・。
主人公であるレイフ・ファインズの視点で描かれているので
サラやヘンリーのホントの気持ちはよくわかりません。
でも、実生活でもそうですよね。
他人の思うところなんて誰にもわからないものです。
愛するがゆえに、人を信じる事があれば
愛するがゆえに、人を疑ってしまう事もあり、
愛するがゆえに、遠くから見守る事があれば
愛するがゆえに、己の激情のおもむくままに奪い去る時もある、
同じ愛でも色んなカタチがあるなぁ、と
改めて思い知らされました。
ここに更に宗教的な愛も入ってくるので
男と女の純愛もの、とは一概には言えないので
あまり信心深くない私としては、
なんだかなぁと思う場面もありました。
むしろ、信心深くないからこそサラの気持ちがわかる部分も
あるのですけどね。
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